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第458話

Author: ルーシー
智也は回りくどい言い方をせず、単刀直入に切り出した。

「......玲奈を、どこへ連れて行った?」

だが、拓海はその問いを意にも介さず、可笑しそうに言い返す。

「それ、お前に関係ある?」

そう言って、拓海は一方的に通話を切った。

ツーツーという無機質な音を聞きながら、智也の胸には言いようのない違和感が広がる。

すでに離婚の話は出ている。

手続きも、冷却期間に入っている。

それなのに、なぜか心が落ち着かない。

その理由がはっきりとは分からないまま、智也はしばらく考え込んでいた。

そんなとき、再びスマホが鳴った。

玲奈からの折り返しかと思い、反射的に画面を見た。

だが、そこに表示されていたのは沙羅の名前だった。

少し間を置いてから、智也は電話に出る。

「......沙羅」

電話口から聞こえてきた彼の声が掠れていたことで、沙羅はすぐに察した。

昨夜、また無理をして働いていたのだろう。

しばらく迷った末、彼女は控えめに切り出す。

「今夜、宮口先生が開いてくださる食事会があるんだけど......

一緒に来てくれる?」

その問いに、智也は考えることなく答えた
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