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兄貴のほほ笑み9

Author: 相沢蒼依
last update publish date: 2026-06-20 05:36:35

コンコンコン!

遠慮がちなノックが自室に響いた。

「辰之、ちょっといいか?」

扉一枚隔てた向こう側からかけられた兄貴の声を聞きながら、苦笑するしかない。

上は制服のワイシャツに、すっぽんぽんの下半身は半勃ちでてらてらに濡れた状態。そして視線の先にある床は、白濁で汚れている。このまま扉を開けて兄貴を部屋に入れてしまうと、オナっていたのをバラすことになる。

(ズリねたが兄貴なんて、口が裂けても絶対に言えない――)

「辰之っ!」

「さっきのことなら、図書館で注意をして終わったし」

「謝りたいんだ……。あのタイミングで俺に注意したのは、きっと大変だったろ」

しょんぼりした兄貴の声に、なぜか僕の下半身がピクリと反応した。

「実際、そこまで大変でもなかったけどね」

「辰之、怒ってるから開けてくれないんだろ?」

「今いいところだから、手が離せないんだって」

「やっぱり怒ってる……」

「怒ってないって、本当に手が離せないんだ。ご飯食べ終わったら兄貴の部屋に顔を出すから、それまで話は待っててほしい」

僕の部屋の隣にある兄貴の部屋は、この家の中で一番奥まった静かな場所にあり、余程大きな声をあ
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