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第7話

Auteur: 流れ星
芽依が再び目を覚ますと、鼻をつく消毒液の匂いが、ここが病院であることを知らせていた。

病室のドアが開き、圭介が弁当箱を手にして立っていた。目が合った瞬間、圭介は嬉しそうに声を上げた。「芽依、目が覚めたんだな! どこか具合の悪いところはないか?」

彼の目は真っ赤に充血し、顎には青い無精髭が生えていた。髪は乱れ、服もあの日のままでシワだらけ、体にぴったりと貼りついている。潔癖症の彼が、こんな姿で人前に出るなんて普段ならあり得ないことだ。

芽依は彼を見たくなくて、顔をそむけて目を閉じた。

怒っているわけではなかった。ただ、深い絶望と力の抜けた諦めがそこにあった。

かつて愛し合っていた二人が、どうしてこんな関係になってしまったのか。

芽依は、いくら考えても答えを見つけることができなかった。なぜ途中から現れた美咲が、あっさりと圭介と智也を奪ったのか。

理解できなかったが、ただ一つ悟ったことがあった。――奪われるということは、最初から自分のものではなかったということ。ならば、なぜ自分をこんなにも苦しめる必要があるのだろう。

もう考えたくもないし、欲しくもない。

圭介は、彼女の目に
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