مشاركة

episode6

مؤلف: 朱音小夏
last update تاريخ النشر: 2026-06-15 11:07:28

こうして無事?出席確認を終えると、大森に引き連れられ、校舎案内となった。そこでは並び順なんて関係ない様で叶弥がオレの元へやって来る。

「京ー。お前早速目ぇつけられてんじゃねぇか」

「......お前も人の事言えないだろ。大森、あえて口には出てなかったけどお前の金髪見て眉間にシワ寄せてたぞ」

「マジか」

そう軽口を叩き合いながら校舎案内を終え教室へと戻ってくると、教科書配布やらなんやら細々としたものを行い今日は解散となった。

オレは貰った教科書を机の中に突っ込んで帰り仕度をする。すると、大森が「五十嵐ー、田河」ーと呼んできた。

「お前らちょっと居残りな。教室で待ってろー」

そう言い残し大森は一度教室を出て行った。

「なんなんだろーなぁ?オレ達まだ何もしてなくね?」

「まだって...オレからも頼むから高校生活は平穏に送ってくれ......」

「それは周り次第じゃねぇーの?」

しばらくすると教室にはオレと叶弥だけが取り残され、皆帰って行った様だった。すると大森が校長を連れて戻って来た。

「いやぁ、待たせたな。スマンスマン」

「君達が五十嵐 叶弥君と田河 京司君かな?」

校長がそう尋ねて来たので「そうです」と肯定する。すると校長は笑顔になりながら話しを続けた。

「いやぁ、五十嵐君のお父さんには学生時代よく助けられてね」

その言葉にオレと叶弥は驚愕した。どうやら校長と凛太朗さんは学友だったらしい。

「お父さんはね、極道の人間だからと最初のうちは腫れ物の様な扱いを受けていたんだけどね。それでも彼の面倒見の良さと人間性であれよあれよと人気者になったんだよ」

「オヤジが......」

「私もね、イジメられていた所を何度も助けてもらったよ。それで息子さんである叶弥君には謝らねばならない事があってね......」

「謝らねぇといけない事?」

叶弥もオレも校長の言葉に疑問を持った。

「お父さんが足を悪くして杖無しでは生活出来なくなってしまったのは、私を庇ったせいなんだ。本人にも謝罪はしたんだが、気にしなくていいとしか言ってくれなくて、ずっと気がかりでね......息子である叶弥君にも謝罪したくて時間をとってもらったんだ。......本当に申し訳ない」

校長はそう言うと叶弥に対して頭を下げた。

「別に校長先生が悪いわけじゃねぇーし、オヤジも気にしてないと思うんで、謝罪だなんていらねっすよ」

「叶弥君......」

「それにオヤジがちょっと不自由になった所で、組にはデケェ大人達がいるんで、困った事も無いし大丈夫っす」

叶弥は「それに......」と言葉を続ける。

「オヤジは人助けが趣味みてぇなもんだし、気になんて全然してないっすよ」

「そうですよ校長先生。オレも凛太朗さんから助けていただいた身ですけど、あの人はお礼とか謝罪とか見返りを求めるような人じゃ無いです」

「...そう言ってもらえると心が軽くなるよ。......ありがとう。」

校長の礼を聞き、オレと叶弥は顔を見合い笑った。

「君達二人にはのびのびとした高校生活を送ってもらいたい。何か困った事があればここに居る大森先生達を頼っていいんだからね?もちろん、私でも構わないよ」

校長は憑き物が落ちた様な穏やかな笑みを浮かべそう言った。

「時間をとらせてすまなかったね。気をつけて帰るんだよ」

そう言うとオレ達二人を残し校長達は去って行った。

「んじゃ、オレ達も帰るとしますか。迎えが来てるみてぇだし」

叶弥はスマホを見ながらそう言った。......黒塗りのベンツでない事をオレは祈るばかりであった。

استمر في قراءة هذا الكتاب مجانا
امسح الكود لتنزيل التطبيق

أحدث فصل

  • その番犬、狂暴につきまして。   episode56

    体育祭が無事終わり、クラスで簡単な打ち上げをしていると、リレーで活躍した叶弥はクラスメイト達に囲まれていた。「ウェーイ!兄貴!流石の活躍っぷりでしたねぇ!」「サンキュー。でも、それを言うなら京のお陰もあったからだな」「たしかに。田河の追い上げ凄かったよな」「バトンパスも上手かったよな。流石夫婦!」「......だから夫婦はやめろ。」「おーい、お前ら!保護者会からアイスの差し入れだぞー!あとジュースも追加してくれた」大森はそう言うと大量のアイスとジュースを持って入ってきた。「先生......もしかして......」「おう。大体五十嵐組の人達からだな!ほら」「京司さん!お疲れ様っす!」大森の後に荷物を持った若衆の姿があった。クラスメイトからは、「おぉ......モノホンのヤクザだ......こんな近くで見れるなんて......」「なんかこうして見ると田河、姐さんって感じに見えるな」「将来的にはそうなるんじゃね?」と口々に声が上がった。「おい!お前ら、聞こえてるからな?何が姐さんだ!」「いやいや、京司さん。オレらはいつも心の中で"姐さん"って呼んでますぜ」「......教育し直してやろうか?」「まぁまぁ、京。事実なんだし照れることはねぇぞ?」「照れてない!」「田河可愛いー」「田河顔赤いぞー」と教室中から言われ恥ずかしさと怒りが入り混じった感情を抱いた。「じゃあ若、京司さん!オレらはこれで!夕飯どうします?」「簡単な夜食でいい。お前らで先済ませといて」「わかりやした」そうやり取りすると、若衆の連中は帰っていった。「ヤクザって普段何食ってんの?毎日ご馳走?」「んな訳ねぇだろ。作るの一苦労だわ」「え?田河が作ってんの?」「オレだけじゃねぇけどな。まぁ、主だって作ってるのはオレだな」「京作だぜ?」クラスメイトと話していると叶弥かわアイスを咥えながらやって来て、「京、バニラでよかったよな?」と言いながらアイスを渡してきた。「ヒェー......。田河ハイスペじゃん。」「ハイスペ?オレが?」「だって、顔いいし、勉強も運動も出来るじゃん?それに加えて料理にケンカにヤクザまとめたり......」「最後ハイスペ関係ねぇな」「でもそれだけ凄いってことだよ」そう褒められては赤い顔を更に恥ずかしさで赤くしてしまう。オレは火照った顔

  • その番犬、狂暴につきまして。   episode55

    リレーの成果もあってか、体育祭は赤組の勝利で幕を閉じた。そして、なんと叶弥が最優秀選手賞を取ったのである。これには生徒よりも保護者席にいた五十嵐組の連中が盛大に盛り上がったのであった。「若ー!!最高です!」「叶弥ァ、良くやった!」「......うるせぇ......」流石祭り好きの連中だ。盛り上がりが尋常ではない。珍しくこれには叶弥も参っていた。そしてもう一人、こちらはとても落ち込んだ様子であった。「くっそー!リレーで若に勝てばオレにも京司さんを口説くチャンスがめぐってくると思ったのにぃー!!」「お、おい財前落ち着け!五十嵐が凄い睨みつけてきてるぞ......」「京司さんって"五十嵐組の番犬"だろ?お前、前にケンカ売ってボコり返されてたじゃねぇか。......たしかに美人だけど、これは諦めるしかねぇよ......」「くそ......くそぉ......!」「ダメだこりゃ」「あの日......オレが京司さんにケンカ売った日...夕日をバックに佇む血濡れの姿が綺麗で......美しくて......」「......なんか語り始めたぞ......」財前はどうやらクラスメイト相手に何やら力説しているようで、遠目から見てもその不振さは見てとれた。「おい、京。財前のヤローお前見ながらなんか言ってんぞ」「放っておけ。なんで男のオレ相手に......」「まぁ、財前の気持ちはわからなくはないけどな」おかしい。オレの周りの男共はどいつもこいつもイカれてやがる......。家でも、学校でも......。女のいない環境のせいか?組はオレが引き取られる前から叶弥の母親は亡くなっていていなかったし、学校は男子校だし、女教師も数少ない。百歩譲って、オレが女顔ならまだわかる。だが現実のオレはちゃんと男とわかる顔立ちをしている。......まぁ、華奢とまではいかないが、いくら鍛えたり、ケンカしたりしても筋肉はつかない体質で細身である。だからか、大抵の不良どもからは舐めて見られるし、普通の男からはゲイ受けしそうと言われている。「まぁ、財前の事は置いといて。叶弥、オレのタオル知らねぇ?なんか見当たらなくて......」「あ......あー......知らねぇな」「......叶弥」「言ったら怒るだろ......?」「内容による」消えたタオルの行方を叶弥に問うと歯切

  • その番犬、狂暴につきまして。   episode54

    午後は応援合戦からのスタートとなった。オレ達はハチマキを頭に巻き、気合いを入れ直してよさこいを披露した。踊り終えると、保護者席から凄まじい歓声が聞こえた。......五十嵐組の連中である。「若ー!京司さーん!イカしてますぜ!」「いやぁ、ウチの子らは何させてもサマになるなぁ」「組長!これは将来安泰ですね!」......いや、なんの話しをしているんだ?五十嵐組の連中はオレらの事になると頭がおかしくなってしまうようだ。テントに戻ると、オレと叶弥はため息をついた。「叶弥......オレはこれからの五十嵐組が心配だよ......」「仕事になれば皆マトモなんだけどな。......むしろ恐れられてるくらいなんだが......」「組対抗リレーが怖いな」「間違えなく熱くなりすぎるな」組対抗リレーは最終競技で花形競技だ。上級生からは毎年一番盛り上がる種目だから気張ってくれと頼まれていた。「そういえば叶弥、アンカーなんだって?」「おう。財前のヤツもアンカーらしいから、どっちが京に相応しいか......知らしめてやる」叶弥はそう言うと黒い笑みを浮かべた。それからオレ達の出番である組対抗リレーまで、他の競技の応援をしていた。応援団長からは、「またチアを...」と言われたが、頑なに拒否をした。応援団長直々の頼みだったが、オレは"No"を言える人間になりたい。そう思いながら断ったのだ。「なんだよ。断っちまったのか?」「出番までそう時間ないし、何より組の連中に見られたくない」「見ろよ。アイツらカメラ何台持って来てるだよ(笑)」「......チア着てなくて心底安心してる」そんなこんなで、体育祭最終競技の時間となった。オレはアンカー前の第3走。叶弥はアンカーの第4走。この組み合わせになったのは、一番信頼し合ってる方がいいと言うことでこの順番になった。そして、スタートのピストルが鳴らされた。序盤、白組がリードしていて、オレ達赤組はオレと叶弥の属するレーンが3位、もう一組が4位と出遅れていた。白組に1位、2位を陣取られオレ達はもどかしかった。オレはバトンを受け取ると、一気にスピードを上げ2位の白組を抜き、1位との差を詰め叶弥にバトンを渡した。「叶弥!任せた!」「おう!」そうバトンを渡すと、叶弥と財前の一騎打ちとなった。財前も足が速いが、叶弥は更に距離を詰めてほぼ並

  • その番犬、狂暴につきまして。   episode53

    それから午前の競技は赤組のぶっちぎりの高得点で終えた。応援団の皆からは応援団長を筆頭に「田河のお陰だ!」「出来れば午後もお願いしたかった......」と口々に声が上がった。オレは速攻でウィッグを取り、叶弥の手を引き教室へと戻った。そして人目を気にすることなく、チア衣装からジャージへと着替えたのであった。周囲からは「もったいない......」と言う声が漏れたのには聞こえないふりをした。叶弥は叶弥で写真部のヤツに「京のチア撮ったよな?いくら欲しい?ネガごと買い取ってやる」と意味不明なことをしていた。そこへドタドタと廊下から走ってくる音が聞こえてきた。......言わずもがな財前である。「京司さん!あの格好はなんなんすか?!ってもう着替えてる?!もったいない......」「財前、お前もか......」おれは財前にそう言いながら蹴りを入れた。「いやいや!だって京司さんの女装なんてレア過ぎて......」「もういい黙れ」「おい、財前。京の女装を見ていいのはオレだけだ」「......叶弥、お前も何意味不明なことほざいてんだ......」財前だけでなく、叶弥にも呆れながらオレは弁当を食べ始めた。それにならって叶弥も弁当を広げた。「いいなぁ、京司さんの手作り弁当......」「やんねぇぞ。これはオレの特権だからな。っておい、京、何玉子焼き食わせてんだよ」「別に良いじゃねえか。オレの弁当なんだし」「メッチャ美味いッス!」「京の弁当が不味い訳ねぇだろ」「...なんでお前がドヤってんだよ。ホラ、財前。早く昼メシ食いに教室戻れ」オレがそう言うと、財前は名残惜しそうに「...ッス」と声を漏らし教室から去って行った。「......いやぁ、それにしてもあのケンカ狂の財前先輩を意図も簡単にあしらうとは流石田河だな。五十嵐の妻なだけある。」「......おい、なんだ妻って」「え?だってお前ら夫婦だろ?」「お前......わかってんなぁ」夫婦扱いしたクラスメイトにオレは不服を申し出し、叶弥は感心した言葉を投げかけた。「オレらが夫婦ってことは、京の舎弟の財前はペットだな」「あんな手のかかるペットは飼いたくねぇ」「だからって子供にはしたくねぇな。お前のこと取り合いになりそうだし」「......ペットもさほど変わりなくね?」「それもそーだな......」

  • その番犬、狂暴につきまして。   episode52

    オレは着替え終えると、一緒に来た応援団のクラスメイトと一緒にグラウンドへと戻った。丁度開会式が終わったところらしく、生徒達はテントの中にいた。そして借り物走に出る生徒はスタートラインへと集まっていた。オレはテントの中に入ると、話しが仲間に伝わっていたせいか、周りから「早くジャージ脱げ!」「男を見せろ!」とはやし立てられた。そしてオレがジャージを脱いでチア衣装を披露すると、周囲はシーンとなった。やはり男のチアはなかっただろうと思った次の瞬間だった。「お前チア似合いすぎ!」「コレはイケる......」などと声が上がった。急に賑やかになったオレ達のテントに周囲は何事かと注目してきた。その騒ぎはスタートラインまで届いていたようで、こちらを見てきた叶弥と目が合ってしまった。すると叶弥は目を見開き、オレを指さしながら口をパクパクとさせていた。そしてこちらまで来ようとしたが周囲から押さえつけられてしまった。叶弥は第一走だったので、オレは応援団長から腕を引かれてテントの一番前まで来ると、ポンポンを渡され応援団長から「五十嵐の本気を出させるのはお前にかかってる!」と言われ、言われるがまま応援をするのであった。「赤組ファイオー!!」「ファイオー!」「フレフレッ、赤組!」「フレフレッ、赤組!」「ここでチアから一言!お願いしゃーす!」そう応援団長から振られるとオレは意を決して「赤組ー!ファイオー!!」と大声を上げた。次の瞬間、スタートのピストルが鳴ると、叶弥は断トツのスピードで走り、借り物の書かれた紙の元へと行った。そして何故だかオレ目掛けて猛スピードで向かってくると、オレの手を引き横抱きにしてゴールへと向かい無事1位でゴール。「1位は赤組です!借り物は何だったのでしょうか?!」放送委員がそう言うと、叶弥はオレを地面に下ろし、借り物の紙を彼らに渡した。「お題はぁー、美人な人!たしかに美人さんですねー!赤組のチアですか!先程から注目をあつめてましたねー。お名前は?」「......1年田河 京司です」「田河君!チアガール、大変お似合いです!赤組1位おめでとうございまーす!」その後、オレと叶弥は1位のハタの元へと行った。そこまで叶弥は無言でオレの手を引き歩いていたが、目的地に着くと、オレの肩をガシッと掴んできた。「オイ、京。オレは何も聞いてねぇぞ?」「.....

  • その番犬、狂暴につきまして。   episode51

    「京?お前どうした?」「?!叶弥!な、なんでもないーそろそろ開会式だし、借り物走の選手は集合だろ?ホラ、行ってこい!」「?お前も行くだろ?てか何隠してんだ?」「別に何も!オレはちょっと用事できたからお前だけで行ってくれ。」「?わかった」オレはなんとか叶弥をかわすことができた。さて、時間は限られている。覚悟を決めるしかない。「よし......」と思ったオレの所に応援団に所属しているクラスメイトがやって来た。「お、無事衣装受け取ってくれたんだな。いやぁ、間際に推薦したかいがあったぜ」「......まさかお前が?」「悪く思うな!これも応援賞を手に入れるためだ。五十嵐いたら絶対妨害されるからな。上手いこと借り物走の空きが出てよかったぜ。さ、オレも手伝うから着替えに行こうぜ」そう言うと、オレはソイツに連れられて教室へと行った。そして、オレは着替え始めた、"チアガール衣装"へと。「な、なぁ。やっぱり変じゃね?男が着るもんじゃねぇって......」「......いや、ありだな、あり。そんじゃ最後にこのポニテのウィッグを被ってくれ!」「こんなんもあったのかよ......」オレは衣装だけだと思っていたので「騙された気分だ......」と呟いた。「人聞きの悪い。組の勝利のためだ。協力してくれ。午前中だけでいいからさ」「ハァ......わかった」「サンキュ!午後一の応援合戦はジャージに戻ってくれて大丈夫だからな!午前中に勝機を上げる作戦!」オレはこの言葉を聞いて安心した。五十嵐組の連中が来るのは仕事の関係もあり、午後からだと聞いていたからだ。少なくとも組の連中には見られないとの事だ。「五十嵐ヤツが見たらどんな反応すっかな?楽しみ(笑)」「......オレは全然楽しみじゃない」「でも引き受けてくれてたすかったよ。マジサンキューな!」メッチャいい笑顔で言われてしまえば否とは言えない。そう言えばコイツも同じ中学で、女子人気の高いヤツだったなと思い出した。「そう言えばなんでこんな物があるんだ?」「あ、衣装は学校にあったヤツで、ウィッグはいいのが無かったから趣味でコスプレやってるオレの彼女に借りたんだ」「......なるほど」いい趣味を持った彼女がいたものだ......。「あ、チア衣装だとまだ少し寒いだろ?オレので悪いけどジャージ羽織ってな」

  • その番犬、狂暴につきまして。   episode7

    オレの祈り虚しく、迎えは黒塗りのベンツだった。周りの生徒達がなんだなんだと騒いでいる輪に近づくと、車の外で待機していた若衆が「若!京司さん!」と大声で呼んだ。すると人集りの輪が解けオレ達に道が譲られる。「入学式お疲れ様です!宴会の準備が出来てるんで、早く組へ帰りましょう!」「...五十嵐組って本当に何かとこじつけて宴会したがるよな。」オレがボソッと呟くと叶弥は「そーでもなくね?」と言う。「だってお前の誕生日はともかく、オレの誕生日までどんちゃん騒ぎじゃねーか。」「そりゃお前、未来の若頭補佐の誕生日は祝わねーとだろ。」「そうですよ!京司さんはオレ達の女神ッス!」「...女神って

  • その番犬、狂暴につきまして。   episode5

    「えぇー、以上を持ちまして入学式とさせていただきます。新入生の皆さん、保護者の方々、本日は本当におめでとうございました。」そう教師がマイクに向かって言うと入学式は終了となった。50音順に並んでいたため、オレと叶弥は少し離れてしまっていたが、それでいても叶弥が欠伸をしつまらなそうにしている様子は確認できた。...後で説教だな、これは。教師の「では新入生退場。」と言う言葉で新入生は並んでいる順に教室へと向かう。そうして自分達のクラスへとやって来ると、各々が自分の席へと着く。ちなみに新学期なため、最初の席は50音順で決まっていた。オレも自分の席を確認すると早速席に座る。教師が来るまで少し時間

  • その番犬、狂暴につきまして。   episode4

    黒い髪をサラサラと靡かせ学校へと向かう。今日の入学式を祝うかのように桜の花びらが風に煽られ舞っている。オレの隣には少し長めの金髪を後ろで一括りにして気怠そうに歩いている叶弥がいる。「朝っぱらから疲れた...」「凛太朗さんじゃ無いけど、ホントお前ってオレの事になると子供の頃のガキ大将みたいになるよな。」「...ウルセェ...」オレが叶弥にそう言うと叶弥は力無く項垂れるのであった。そんな叶弥にオレは追い打ちをかけるような言葉をかける。「いいか、叶弥。中学の時みたいに誰彼構わずケンカ売るなよ?」「...それは京にも言える事じゃねぇか?」「オレはケンカを売ったことは無い。...買い

  • その番犬、狂暴につきまして。   episode3

    そんな夢から目を覚ますとオレは涙を流していた。涙なんていつぶりだろう...そう思っていると部屋の扉が開かれた。「京、早く仕度しねぇと入学式に遅れるぞ。」「悪い叶弥。急いで支度する。」「...ってお前。何泣いてんだよ。"鬼の目にも涙"ってか?」そう。あれから叶弥と共に体術などを学び、見る見るうちに力をつけていって、中学卒業する頃にはここら一帯じゃ"五十嵐組の番犬"言われ恐れられるまでにケンカの腕を磨いたのであった。叶弥は叶弥でガキ大将だったのが嘘かの様に、次期組長に相応しい貫禄を身につけていたのであった。そうしてオレはベッドから降り、真新しい制服へと袖を通す。「お待たせ、叶弥。

فصول أخرى
استكشاف وقراءة روايات جيدة مجانية
الوصول المجاني إلى عدد كبير من الروايات الجيدة على تطبيق GoodNovel. تنزيل الكتب التي تحبها وقراءتها كلما وأينما أردت
اقرأ الكتب مجانا في التطبيق
امسح الكود للقراءة على التطبيق
DMCA.com Protection Status