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第558話

Author: 雪八千
次の瞬間、秀一の視線が窓辺に立つ玲を捉えた。それはまるで、見えない稲妻が空中で一気につながったかのようだった。

秀一の沈んだ眼差しは、玲の顔から一瞬たりとも離れない。この数日で明らかにやつれ、顎には無精ひげまで浮かんだその顔は、張り詰めた熱を帯びていた。彼は必死に確かめていた――玲は無事なのか、怪我はないのか。

その視線を受け止めた玲は、思わず目頭が熱くなる。こんな秀一を見てしまえば、胸の奥に押し込めていた想いが、溢れ出さずにはいられなかった。二か月以上会えなかった寂しさと恋しさが、一気に押し寄せる。

秀一がこれまで自分に隠し事をし、欺いていたことを許すべきかどうか。その答えは、この瞬間、ほとんどはっきりしていた。

けれど、突然、別の手が、玲の腕を強く掴んだ。

窓辺に立ち、秀一に気づいてもらおうとしていた玲の身体は、ひやりとした胸に引き寄せられる。

気づけば、弘樹はすでに服を身につけていた。

島まで追ってきた秀一の存在に気づいたのだろう。玲の手を握る力は、次第に強まり、金縁眼鏡の奥の淡い瞳は、真っ赤に染まっていた。

「玲……秀一のところへ行きたいんだろう。今すぐ、あいつ
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