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第358話

Penulis: ラクオン
そうでなければ、今こんな風に好き勝手されてはいなかったはずだ。

「会社だから何だ?」

男は全身から傍若無人なオーラを放っていた。

彼女の唇から離すと、今度は美しい目元に細かく口づけを落としていく。

「梨花、一真と復縁なんてしてみろ。会社でキスするだけじゃ済まさないぞ。

お前たちの結婚式にも、家にも乗り込んでやる」

竜也は怒りのあまり、なりふり構わぬ暴言を吐いた。

「一真の目の前で、こうしてキスしてやろうか?」

「頭おかしいんじゃないの!?」

梨花も怒りが頂点に達し、彼の弁慶の泣き所を思い切り蹴り上げた。

「竜也、一体何がしたいのよ!?」

「ぐっ……」

竜也は彼女が本気で蹴ってくるとは思わず、無防備な状態で直撃を受けた。

その問いかけに、竜也は怒りのあまり笑い出した。

「俺が何を求めて、何がしたいかだと?見てわからないのか?感じないのか?」

俺が求めるものなど、他にあるはずがない。

お前が欲しいのだ。

他に何がしたいというのか。

……

その言葉に、梨花の表情が強張った。

そうだ。

彼の言いたいことは、とっくにわかっていたはずだ。あの日、彼はあれほ
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