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第480話

Author: ラクオン
「確認しました」

孝宏は少し記憶を辿ってから、確信を持って答えた。

「間違いありません。当時、担当者に掛け合って調書も確認させましたが、結論はあくまで事故でした」

竜也は何かを考え込むように沈黙した後、低い声で命じた。

「もう一度、紅葉坂でその点を徹底的に洗い直すんだ」

「まさか、旦那様は……」

そこまで言って、孝宏も意図を察した。

「分かりました。すぐに手配します。

それと、もう一つ報告があります」

孝宏は危うく重要な報告を忘れるところだった。

「今夜、大奥様が郊外にある別荘へ出向かれました。健太郎以外の供の者も連れずに、です」

長期間の監視を続けてきたが、石神が出所して以来、篤子が不審な動きを見せたのはこれが初めてだった。

竜也は冷ややかに笑った。

「石神に会いに行ったのか?」

「まだ断定はできません」

孝宏は続けた。

「大奥様が帰られた直後、入れ替わりで五十代半ばの中年男が中から出てきました。

ただ、相手はかなり警戒心が強く、天ぷらナンバーの車を使っていました。途中で車を乗り捨てられ、我々の追跡を撒かれてしまいました」

竜也の表情が凍り
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