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21.

Auteur: satomi
last update Dernière mise à jour: 2025-09-24 07:17:18

 その後の誓いの口づけがまた問題だった。

 修志さん、口づけ時間、長すぎです。周りはざわつくし、お義父様は叫び出すし、プチパニック状態になりました。指笛の音も聞こえたんですけど。

 挙式の後は披露宴です。挙式も披露宴もホテルの中で出来るんですねぇ。便利な世の中です。

「へ~、これが披露宴で京子が着る予定のドレスかぁ。なるほどね、うんレースの場所にはキスマークつけてないよ。一週間前くらいから」

 ドレスが決定してからというもの、修志さんに協力をお願いしていました。披露宴でドレスを着た時にキスマークが丸見えってのは恥ずかしいからって。

 ドレスを着替えていざ出陣です!

「京子ちゃん待って!メイクも変えなきゃダメよ!もうっ」

 そう言って頬を膨らますお義母様は可愛い。

 お義母様監修のもとメイクも変えてもらい、改めて出陣よ!

「あ、そのドレスなんだけど、修志が脱がすことになってるから~。うふふっ、夜が楽しみね」

 なんだか気が抜けた。

 披露宴会場にはさっきまで挙式に参列していた政財界の大物たちもいたし、その他会社の同僚(元同僚かな?)もいた。

「かなり大規模な披露宴じゃない?」

「天下の西園寺グループの跡取りの結婚式の披露宴だからな」

「え~っ、ってことはこの中に財界の大物がいたりするわけ?見初められちゃったりしないかなぁ?」

「そんな簡単にはいかないだろう?そういう人たちって小さい頃から許嫁がいたりするんじゃないのか?俺は知らないが」

「なんで部長にはいなかったんだろう?」

「西園寺家が自由恋愛主義なのかもしれないぞ?」

「「そうよねぇ」」

「それにしても…部長、変わり過ぎじゃねえか?社内でも既婚者だっていうのにモテモテじゃないか」

 などなどの声が聞こえてくる。

 やっぱり修志さんはモテるんだなぁ。……既婚者だっていうのに。「浮気でもいいから付き合ってください!」みたいな?

「安心しろよ。俺は京子以外興味ないから。むしろ京子以外で勃たないんじゃないか?」

 それはそれでどうかと思うけど、安心してしまう。

 私も修志さんじゃないと感じないし、お互い様かな?

「京子ちゃん、私はね、初孫は女の子がいいと思うのよぉ。私は修志しか産まなかったけどぉ、女の子の赤ちゃんってのも体験してみたいなぁ」

 産むのも育てるのも私なんですけど?

「お前は何を言うんだ!やはり跡継ぎとし
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