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第十四話 湯豆腐と日本酒(その三)

last update Tanggal publikasi: 2026-04-27 11:01:00

 ——冬を迎える前のひとり鍋に、乾杯!

(まずは、主役の豆腐をすくってと……)

豆腐一つをお玉で鍋からすくい、箸で水菜とネギを取り出す。

温まっているとはいえど、口の中へ入れるときの豆腐の中は熱い。

それに私は猫舌だから、熱い状態ですぐに食べるのが少し苦手だ。

ひと口で食べられるサイズを箸で割り、フーフーと少し冷ましながら口の中へ運ぶ。

「ハフッ、ハフッ! 熱っ!」

(やっぱり、まだ中はちょっと熱いのが……。けど、美味しい)

絹豆腐は湯豆腐にすると、より柔らかな感じのイメージある。

けれど、コシが残っていて尚且つ滑らかさも持っている。

ポン酢に含まれる柚子の風味と酸味、昆布のホッとする優しい出汁が豆腐本来の味を横に添える感じだ

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