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デミーラ共和国

Auteur: 一一
last update Dernière mise à jour: 2025-08-20 20:00:00
 デミーラ共和国。

 今からおよそ100年前、現頭首であるディード・ホグウェルがオスウェルド大陸にて作り上げた獣人の国である。

 オスウェルド大陸とはアーゼストの中でも2番目に小さい大陸、そして太古より亜人達が暮らす大陸として有名であり……

 かつては人間と亜人間の確執と迫害の象徴たる存在でもあった。

 亜人族は例外も存在するが、基本人間族よりも長命である。

 それ故人間族よりも個体数が少なく、絶滅の危機に瀕している種も存在した。

 しかしその最たる理由が、長きに渡る人間からの迫害であった。

 遥か昔からその希少性や多様性などから、亜人族は観賞用や労働力として人間族から扱われてきた。

 それに加えて見た目や能力が自分達と違うから、そんな理由だけで殺されたり追い立てられたりする事が常であった。

 対して亜人族も、自分達こそが優れた人類だと主張し、特に年齢を重ねた存在程神を信じ、その神に作られた選ばれし存在だとして、数が多いだけの人間族を見下してきた。

 そうしてる内に、気付けばお互いのテリトリーが出来上がり、ほとんどの亜人族はオスウェルド大陸に住み始め、そこから出た亜人族は人間に迫害されて当然という扱いが定着していた。

 逆もまた然りで、オスウェルド大陸に足を踏み入れた人間族が、その後無事に帰ってきた事例も存在しない。

 そんな両者が大きな戦争を今まで起こさずこれたのは、ひとえにオスウェルド大陸のお陰であろう。

 この大陸は世界的に見れば小さい方だが、それなりに広大な土地を有している。

 そしてその大半を豊かな自然が占めている為、亜人達が住みやすく、また農作物も潤沢だった。

 更にオスウェルド大陸は陸続きでは無く、周りを海に囲まれている。

 レイ達がこの地に辿り着くのに1年以上経過した理由がこれであった。

 フィミニアが有るズィーア大陸からオスウェルド大陸へは、遠過ぎて直通の船が存在しない。

 最も最短だったのが、テデア大陸にある港町だったのだ。

 そんな巨大な島を連想出来る場所故に、海産物も豊富、何より攻めにくいという利点を生んだ。

 海上戦が得意な魚人族マーフォークや、空中戦で有利な鳥人族ハーピーを乗り越え仮に上陸出来たとしても、地上には人間の魔法師よりも優れた魔法の使い手である森人族エルフ、人間族では考えられな
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