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違和感

Auteur: 一一
last update Date de publication: 2026-02-06 20:00:00

「首領殿がただの人間程度に負ける筈が無いと思っていたが……やはりバケモノの貴様が連れ歩いてるだけあるという事か?」

 と、苦虫を噛み潰した様な表情で言う長老。

 他の森人族エルフ達も驚愕に顔を歪ませながら、目の前の光景に見入っている。

 そして言われた当人であるニイルは、長老を一瞥するだけで視線を戻し、無表情で返す。

「そうやって他を見下してるから……人間にすら迫害される様になったんだと、お前達はいつになったら気付くのかね」

 その言葉に、咄嗟に言い返そうと口を開く長老だったが、目の前の戦闘を目の当たりにし、言葉を紡ぐ事が出来ない。

 いやそもそも、長老も他の森人族エルフ達も。

 目で追う事すら出来てない時点で、目の当たりと言っても良いのかどうか怪しいところでは有るのだが。

 それ程までにレイとディードの決闘は、常軌じょうきいっしていた。

(高い魔法の素質に胡座あぐらをかき、停滞を続ける

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     前回大会優勝者のゴゾーラムが敗北し、観戦していた者達が動揺する中、会場では更なる衝撃が襲いざわめきが一段と増していた。  というのも同時に行っていた別の対戦カードでも、大番狂わせが起こっていたからである。「ハア……ハア……ハア……」  疲労困憊、深手は無いものの数多の傷を作り肩で息をしているのは、ゴゾーラムに次いで優勝候補であるダリウム。  相対するは、1回戦でゴゾーラムと激しい戦いを繰り広げていたスノウであった。  今にも倒れそうなダリウムに対し、スノウは多少の傷は有るものの、余裕の様相を呈している。(やはり……強い……)  これまでの人生、常に自分より強者が先頭に立つ環境に

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