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風雲急を告げる

Auteur: 一一
last update Date de publication: 2025-07-09 21:00:00
 試合場に集められた選手達を見て、レイは違和感に気付く。

(1人足りない?)

 そう、本来であれば8人が勝ち残っている筈が、ここには7人しか集まっていない。

(このタイミングで棄権?それとも別の……)

 何か嫌な予感がする。

 直感ではあるがそう感じた時、それが正しかったと知る事になる。

「この大会をご覧の皆様、お待たせしました」

「っ!?」

 選手達7人は、デューレル王からの言葉を賜わる為に呼ばれた筈。

 それが本当とは考えていなかったが、それでも何故……

「お前が……ここに居る……?」

 囁く様にレイが呟く視線の先。

 来賓席より姿を現したのは、因縁の相手ルエル・レオ・ナヴィスタスであった。

 開会式の時、彼は姿を表さなかった。

 その為レイはこの場には居ないのだと判断、その後は大会に集中していたのだが、どうやらそれは早計だったらしい。

 あまりにも突然の邂逅に、様々な感情が溢れ出るレイ。

 目の前が赤く染まり、今にも飛び掛ろうとした瞬間、横から肩を捕まれハッとする。

 見ればニイルが首を横に振っていた。

 フードを被って表情は見えないが、どうやら落ち着けと伝
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