Se connecter黒い瞳には、今まで見たことのない光が宿っていた。
「愛している、ブランシュ・スターリング。こんなふうに誰かを愛したことは、一度もなかった」「わかっています」私はもう一度答えた。「私も愛しています、ダミアン・クロス。私も同じです」私は肘をついて身体を起こし、彼の目を見つめた。唇に、いたずらっぽい笑みが浮かぶ。「でも、まだ終わっていません」彼は驚いたように眉を上げた。「そうなのか?」「ええ。医師が言ったのは、あなたが動かずにいることです。私まで動いてはいけないとは言っていません。それに、私は何週間もこの瞬間を待っていたんです」私は彼を見下ろした。「ですから、今度は私の番です、ダディ。今度は私が癒やされる番」彼が答える間もなく、私は彼の上に身体を移した。彼の腰を両腿で囲み、蝶が花の上を舞うように、その身体の上に身レナ 彼の持ち物を探るべきではなかった。 私はそう自分に言い聞かせながら、ベッドの端に腰を下ろしていた。 手のひらには、黒いUSBメモリが握られている。汗で湿った手の中に、冷たい感触があった。 数週間前、ダミアン・クロスの書斎で盗んだものだった。 〈サークル〉の会合中、彼に書類を届けるよう頼まれた夜のことだ。 私はそのUSBメモリを複製した。いや、複製しようとした。そして、彼に気づかれないうちに元の場所へ戻した。 そこには〈眼〉の秘密がすべて収められていた。 全資料。すべての記録。すべての証拠。 そして、ヴァンスが私の自由と引き換えに要求したもの。 私の自由。 まるで、そんなものが今も存在するかのように。 まるで、あの屋敷の門をくぐった日から、私は一度でも本当に自由だったかのように。 私は手の中のUSBメモリを見つめた。 もう電子機器には見えなかった。 それは、ピンが抜かれた手榴弾だった。 ダミアンを死に追いやりかねなかった武器だった。 そして、自分の裏切りを証明
黒い瞳には、今まで見たことのない光が宿っていた。「愛している、ブランシュ・スターリング。こんなふうに誰かを愛したことは、一度もなかった」「わかっています」私はもう一度答えた。「私も愛しています、ダミアン・クロス。私も同じです」私は肘をついて身体を起こし、彼の目を見つめた。唇に、いたずらっぽい笑みが浮かぶ。「でも、まだ終わっていません」彼は驚いたように眉を上げた。「そうなのか?」「ええ。医師が言ったのは、あなたが動かずにいることです。私まで動いてはいけないとは言っていません。それに、私は何週間もこの瞬間を待っていたんです」私は彼を見下ろした。「ですから、今度は私の番です、ダディ。今度は私が癒やされる番」彼が答える間もなく、私は彼の上に身体を移した。彼の腰を両腿で囲み、蝶が花の上を舞うように、その身体の上に身を浮かせる。彼の手が私の腰に置かれた。私を導くことも、支配することもなく、ただ私を感じるために。この瞬間を一緒に味わうために。「ゆっくりだ」彼がささやいた。「焦らなくていい」「時間なら、いくらでもあります」私は答え、ゆっくりと身体を下ろした。「私たちには、世界中の時間があるのですから」その夜の残りの時間は、長く、ゆっくりと、深い探求の時間となった。私は彼から教わったように、自分の喜びを受け入れた。恥じることなく。ためらうことなく。恐れることなく。そして彼は、私の下で横たわり、動きに制限がありながらも、確かな存在感を放っていた。地上に降り立った女神を見つめるように、私を見つめていた。私たちの身体は、欲望という古い言語で語り合った。痛み
「わかっています」私は顔を上げ、彼の目を見つめた。「でも、私はそうしたいのです。どうしても、そうしたいのです、ダミアン。あなたを愛させてください。私に、あなたを癒やさせてください」彼は目を閉じた。そして、抵抗することをやめた。右手が私の頭にそっと置かれた。私を導くためでも、支配するためでもない。ただ、私と一緒にこの愛の行為を感じるために。彼が私に身を委ねてくれたのだ。その先にあったのは、ゆっくりと深く、神聖な時間だった。私は、彼から教わったことを胸に刻みながら、愛情を込めて彼に触れた。けれど、その技術を超えるものがあった。私の愛だった。指先で触れられない場所を手で優しくなぞりながら、私は彼の目を見つめ続けた。まぶたのかすかな震え。顎の筋肉の緊張。半開きの唇から漏れる、抑えきれない吐息。その一つひとつを見逃さないように。「ブランシュ……もう……」彼の声は、かすれた糸のようだった。それは、もうすぐ限界に達するという合図だった。私は止まらなかった。優しく、けれど揺るぎない決意をもって、彼をその頂点へと導いた。そして彼が痛みをこらえながら身体を反らせ、叫び声が石造りの天井に響き渡ったとき、私はそれを贈り物として受け止めた。彼から与えられたものではない。私が彼に捧げたもの。癒やしという名の贈り物だった。そのあと、彼は目を閉じ、荒い呼吸を繰り返しながら横たわっていた。私は彼の身体を伝って上へ戻り、傷のない側に身を寄せた。頭を彼の肩に預け、手を胸に置く。彼の心臓は激しく鼓動していた。「これは……」彼は言いかけて、言葉を失った。
そして、信じられないほど胸を高鳴らせた。私が主導権を握る。私から触れ始める。彼が指一本動かさなくても、私が彼に喜びを与える。「私を信じてくださいますか?」私は小さく尋ねた。「世界中の誰よりも」彼は答えた。私は震える息を吸い込み、動き始めた。最初は彼の唇から。身をかがめると、髪がカーテンのように落ち、私たちを世界から切り離した。私は彼に口づけた。ゆっくりと。深く。何週間も胸の奥に閉じ込めてきた優しさと情熱を、すべてその口づけに込めた。彼も応えてくれた。呼吸が速まり、自由の利く手が私のうなじに添えられ、私をそばに引き寄せる。次は首筋。喉。肩。私の唇は彼の肌を下っていった。羽のように軽い口づけから、少しずつ深い口づけへ。そして、彼の肌に淡い紅色の痕を残す、優しい吸いつきへ。私は彼に印をつけていた。彼が何度も私につけたように。この身体を自分のものとして感じ、最も原始的な触れ合いによって、彼を癒やそうとしていた。「ブランシュ……」私の舌が鎖骨のくぼみを見つけると、彼がうめいた。「しっ、ダディ。休んでいてください。私に任せて」私は傷跡を避けながら、彼の胸に指を這わせた。筋肉の輪郭をなぞり、刺青をたどる。唇も同じ道を追っていった。一つひとつの口づけが祈りだった。一つひとつの愛撫が、過去の恐怖を追い払う儀式だった。痛みを追い払う。恐怖を消し去る。唇と舌と吐息で、彼の傷を癒やす。脇腹の傷跡にたどり着いたとき、私は動きを止めた。
「脱げ」私は指先でシルクの帯をほどいた。ガウンが開き、肩から滑り落ち、足元に黒い水たまりのように広がった。ランプの揺らめく光の中、私は彼の前に裸で立っていた。肌には鳥肌が立っていた。けれど、寒さのせいではない。期待と欲望。そして、いつも私たちの激しい時間の前に訪れる、甘美な恐怖のせいだった。黒い瞳が、裸足の先から赤く染まった私の顔まで、ゆっくりと私を見つめた。最初の夜、地下の闘技場で向けられたものと同じ視線だった。品定めするような、所有するような、飢えた視線。けれど今は、それ以上の何かがあった。より深く、より優しく、より人間らしい何か。彼は、失いかけた芸術作品を見つめるように私を見ていた。奇跡を目の当たりにした人のように。「きれいだ」彼がささやいた。「今までで一番きれいだ」私は目を伏せた。頬が燃えるように熱かった。彼がそう言うのは、これが初めてではない。けれど今夜、その言葉は違う響きを持っていた。彼の弱さから生まれた、思いがけない贈り物だった。「ベッドに上がれ」彼は穏やかに命じた。「私の隣に横になれ」私は言われたとおり、慎重な猫のようにシーツの上を這い、傷ついた脇腹に触れないよう注意しながら、彼の隣に身を横たえた。すると彼は顔をこちらに向け、指先で私の顎を捉えた。そっと持ち上げ、私に目を合わせさせる。「今夜は、お前が主導権を握る」私は信じられない思いで瞬きをした。「私が……?」「そうだ。私はまだ弱っている。動きにも制限がある。だが、お前が欲しい、ブランシュ。砂漠で道に迷った男が水を求めるように、お前を求めている」彼の声は、
ブランシュ襲撃から三週間が過ぎた。抜糸は終わった。脇腹には、不規則なピンク色の線が残っている。日焼けした肌を横切る、戦いの署名のような傷跡だった。彼は再び歩き始めていた。最初は寝室の中を短い距離だけ。やがて廊下へ。銀の柄頭がついた杖に体重を預けながら、一歩ずつ進む。彼の体力は、干上がった海が再び満ちていくように、ゆっくりと戻ってきていた。夜中にうなされることも減った。私を恐怖に陥れていた、彼の瞳に浮かぶガラスのような曇りも消えつつあった。ときには笑うことさえあった。あの低く、めったに聞けない笑い声を聞くたび、私はどうしようもなく心を奪われる。けれど、戻っていないものが一つだけあった。私たちは口にしなかったが、それは幽霊のように二人の間を漂っていた。欲望。肉体。私たちだけの秘密の言葉であり、神聖な領域でもあった、身体と身体の融合。私は今も、彼のベッドのそばにある肘掛け椅子で眠っていた。ときには彼と同じベッドに入ることもあったが、触れるのは慎ましい愛撫や額への口づけ、暗闇の中で手を握ることだけだった。彼は何も求めない。私も何も差し出せない。療養と親密さの境界は曖昧で、危うかった。彼を傷つけるのが怖い。無理をさせるのが怖い。彼の欲望がまだ戻っていないのではないかと怖かった。それ以上に恐ろしかったのは、欲望が戻っているのに、身体がそれに応えられない可能性だった。けれど、その夜は何かが違っていた。空気は柔らかく、庭では咲き始めた藤の花が香っていた。オイルランプが壁に揺れる影を映し出す。ダミアンはベッドの上で羽毛枕に背中を預け、上半身裸で座っていた。夕方の冷気など気にも留めていないよ