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ピロトーク:郁也さんの特技

Auteur: 相沢蒼依
last update Date de publication: 2025-07-15 20:31:37

***

 ――月曜日――

 職場である編集部に出勤したら、そこは野戦病院と化していた。見間違え……いや幻かもしれない。

 そう思って身を翻し引き返した瞬間、背後から肩を強く叩かれる。

「諸悪の根源がぁ、逃げるなよ、桃瀬ぇ……」

「ヒッ!?」

 恐るおそる振り返ると、メガネの奥から恨めしそうに俺を見つめ、マスクを装着した編集長がいた。

「お前が僕の忠告を聞かず、ずーっと残業したり無理をした結果、風邪を引いた挙句にマスクをつけず、周囲を見事に感染させた罪は、すっげぇ重いぞ」

「( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚ナント!!!」

 さっきは漂っていた雰囲気だけで逃げたのだが、目ん玉ひん剥いてよぉく見てみると、編集者全員マスクをしながら、書類と栄養剤を片手に仕事をしているではないか!

「僕の予測では一日に一人ずつ、倒れると思うんだ。だから桃瀬、今日は早上がりしていいから、完璧に風邪を治せ。これは命令だぞ」

 肩を掴んでいた手で背中を叩いて、フラフラしながらデスクに戻って行く編集長。言えなかった――完全に風邪が治っていること。言ったら間違いなく、いつも以上にこき使われるの
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  • ピロトークを聞きながら   2月のイベント的な――

     いつものごとく、どこから突っ込んでいいんだ――「あの、郁也さん。それ何のイラスト?」「ぁあ? これはジュエリーノベルを宣伝する、ポスターのイメージを絵にしてみたんだ」 エ━━━(;゚д゚)━━━・・「……もしかしてだけど。その中央に描かれているナース姿の人、周防さんだったりする?」「お~! よく分かったな。涼一、お前すげぇよ」 喜んでほしくない。ただ向こうから情報が流れてくるから、分かっているだけなんだ。クリスマスプレゼントに天使の羽つきナース服を貰ったって、メールで聞いていたからね。 だからといって、それを描いちゃう、郁也さんもどうかと思われ――「もしかしてだけどナース服

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  • ピロトークを聞きながら   桃瀬画伯に質問(・∀・)

     ◎この作品(アソパソマソ)を、どういうキモチで描いたのか? まず第一に、著作権に引っかからないよう(ドラ○もんの件があるから)こう……本物じゃないような、何ていうような、ふぁーっていうのを目指したんだZE☆(分らないと思うが、理解してくれ) それと同時に、画伯的なお茶目心を目指して、所々を突っ込みどころがあるように細かく配慮し、色も結構、忠実にしてみた(´∀`) 有名な作品なので、子どもにも愛されるような感じを出してみたけど、どうよ? ◎画伯的に、描いてみたい作品はあるのか? マイナーな所を攻めてみたい。自分の知らないものを、想像して描いてみたい。アニメとかだったら、ドラゴ○ボ

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     早く、昼飯時にならないかな――デスクの隅っこに置いてある、涼一が作ってくれた包みを何度も見てしまった。「おい、全然進んでないじゃないか。桃瀬らしくない、手が止まってるぞ」 声をかけながら、何度も肩を叩いてくる。 珍しく注意され、すみませんと言って振り向くと、三木編集長が意味深な笑みを浮かべていた。 ――こういうときは、絶対ヤバイ――「何だよ、僕が傍に来たら、何かマズいことでもあるのか? そんな顔してくれちゃって」「いえ……別に。ついでに、この進行表のチェック、お願いします」 変なツッコミを入れられる前に、さっさと仕事を手渡した。「ん~~~、いいんじゃないか。はい、キャッチa

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