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第219話

Author: 魚ちゃん
だがこの顔だけは、明里は良心に反して否定することができない。

というか、このクソ男にはもう完璧で、憎らしいほど整った顔しか残っていないのだ。

「俺たちは、じっくり話す必要があると思う」潤が静かに口を開く。「お前は俺に対して、随分と誤解をしているようだ」

「それがどうだっていうの?」明里はもうどうでもよくなっていた。「本当はどんな人かなんて、もう私には関係ないわ。潤、あなたが善人だろうが悪人だろうが、離婚したら、もう二度と関わることはないのよ」

「明里」潤が彼女の名を呼ぶ。

しかし、明里は聞こえないふりをした。

「どうしてそんなに冷たいんだ?妊娠までしているのに、まだ頑なに離婚しようとするなんて」潤が手を伸ばし、彼女の頬に触れようとする。「誰のためだ?高橋じゃないなら……お前が忘れられないという『初恋の相手』のためか?」

明里が彼の手を激しく払いのけ、目に疑念と怒りを宿らせた。「潤、自分が不貞を働いたからって、世界中の人間があなたと一緒だと思わないで!」

「俺が不貞を働いただと?明里、はっきり言え!」

「以前なら、はっきり言ったでしょうね」明里が冷たく言い放つ。「でも今
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