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2-46.ココロ(3/3)

ผู้เขียน: 夜野たけりゅぬ
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-08-22 18:00:30

 冬凪とあたしはロッカーダンスに近づいて中を覗いた。中には辻女の制服を着た少女がまるで本当の子ネコのようにバスケのユニフォームの上に丸まって目を閉じていた。最初変な匂いがしたら嫌だなと思って息を止めていたけれど、子ネコの平和そうな寝姿を見てつい息をしてしまった。死臭が鼻を突くと思ったけれど、そうではなかった。いつか嗅いだことのある匂い。その匂いを嗅ぐとほっこりするあれ。

「なんの匂いだっけ? いい匂い」

 と言うと冬凪が、

「うん。これ日向の匂いだ。お洗濯ものを取り込んだときの」

 そう、それ。たしかにそう。

「きっと子ネコが飼ってたネコたちが日向ぼっこしてた時の匂いだろうね。この子もそうだけど子ネコってそれぞれに匂いがあって、亡くなる前に愛着があったものの匂いを発するようになるみたい。因みにシオネは体育館の匂いがするよ。あ!」

「シオネってもう一人の失踪者のシオネさんのことですか? もしかして?」

 冬凪が指摘すると、

「セイラが面倒見てるけど、知らなかった?」

「遊佐先生とシオネさんが親しかったことは知ってましたけども」

 冬凪がすこし呆れた風に言うと、

「またやっちゃったか。てへぺろ」(死語構文)

 と響先生は自分で頭をコツンと叩いたのだった。

「やっぱりセイラさんも」

「そう。屍人になって戻って来た。でもセイラは活発でね。この子ネコのようにひと所に留まってない。今でも辻女のユニフォーム着てあちこちうろつきまわってるよ。見たことないかい? コンビニでエアバスケしてる子。あれシオネ」

 それを聞いて、なんだかどっかでそんな人を見たことあるような気がして来た。どこのコンビニだったか? あー!

「それって昔からずっとですか?」

「うん。戻って来たっても失踪直後からそれやってるから」

「冬凪ほら、町役場の前の、ギャラクシー方言のコンビニ!」

「あ、いたいた。辻女のユニフォーム着てエアバスケしてた子」

 それを聞いて響先生が思い出す様子で、

「そうね。役場前のコンビニと青墓近くのコンビニはシオネのお気に入りの場所だね。駐車場広いから」

 響先生と
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