逆ハーレム建国宣言! ~恋したいから国を作りました~

逆ハーレム建国宣言! ~恋したいから国を作りました~

last updateLast Updated : 2026-01-03
By:  fuuUpdated just now
Language: Japanese
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恋したいから、国を作っちゃいました! 元侯爵令嬢のエリシアは、婚約破棄と陰謀により居場所を失った。ならば、恋も自由もこの手で掴むしかない――目指すは理想の逆ハーレム国家! 無表情な宰相カイラム、職人肌の鍛冶師ヴァルド、美しき諜報官ネフィラ、記憶を守る少年ユスティア……個性豊かで謎多き仲間たちと共に、恋と建国と陰謀が交錯する異世界ファンタジーが、今はじまる! 「この国の掟はただひとつ。私が楽しく生きること!」 恋愛・コメディ・シリアス・陰謀――全部入りの逆ハーレム×国家経営ストーリー!

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Chapter 1

第1話:婚約破棄?知るか、建国だ!

私が転生したのは中世ヨーロッパ調のお屋敷の中。

大きなベビーベッドで目が覚めたことは覚えている。

何をしゃべろうとも、

「おぎゃー!」

としか言えないと理解したところで異世界転生した事実に気が付いた。

私はごく一般的なOLだった。

そう、特別なことは何もない。

しいて言うならちょっと死因が可哀そうかも?

実は失恋をきっかけにやけ酒をしてしまってそのまま脱水症状で死亡……かわいそうというより情けないな?

まぁそんなわけで、情けなくも失恋で死んだわけだ。

今世ではいい恋愛するぞ~!

……そう思っていた。

5歳の誕生日の日のこと。

「え?」

「だから、君との婚約は破棄する。」

「な、なんで?」

「好きな子ができたんだ!君とは違って無邪気で可愛らしい子だよ?」

「はぁ。」

「君は美人系だからね。僕の好みではないんだ。」

「……。」

「あ、これプレゼント。じゃあね!」

正直に言おう。

良かったと思った。

恋愛結婚ではなかった。

まだ幼いうちに振ってくれたことで今後を考えることもできる。

白い婚約を証明する必要もない。

……ただ……ただ、むかついたのだ。

何で好きでもない奴に振られなきゃならないの!?

何で今世でも失恋しなきゃならないわけ!?

「お嬢様、お可哀そうに……。」そう言って泣くメイドや執事達に申し訳なくなる。

何で私が申し訳なくならなきゃならないのよ!?

悪いのはあの王子!

第一王子のレオニス・アルバレスト!

金髪碧眼のテンプレ顔王子!

何が可愛い子を見つけたからよ!

こちとら好きでもない相手に政治的理由で結婚させられそうになってたのよ!?

あ、ご紹介が遅れました。

私、エリシア・グランフォード、勇者の末裔だそうです。

勇者とはこの世界における王家の血筋の中で、はるか昔に魔王を倒した勇気ある者の称号です。

つまりはかなり高貴な血という話。

王家はその血を取り込むために、何代かに一度勇者の末裔の家系から婚約者を選ぶのだとか。

前時代的ね~。あ、前時代か。

まぁそんなわけで、私との婚約破棄は勝手に決めたのでしょうね。

この後は適当に王家筋の中から有望そうなのに嫁がせようって話になるのでしょうね。

そんなの受け入れるわけがないわ!!

ということでエリシア・グランフォード、家出をすることにしました。

目標は国家の設立!

やること?まぁハーレムの構築とか?

奴らを見返せればなんでもいいわ!

とにかく美男美女に囲まれて悠々自適な生活を送ってやるわ!

「……と、思っていたのだけれど。」

「あのねぇ、エリシア。そんなことダメに決まってるでしょ?」

「はい、お母様……。」

「そうだぞ?そんなに面白そうなこと、一人ではじめるなんてずるいじゃないか!」

「お父様?」

「そうよ!やる時は家族一緒によ!」

「お母様!」

思いの外怒ってるらしかった父と母。

国王様、ご愁傷様。

こうして私達グランフォード家は独立することにした。

目指せ!国家建国!ハーレム構築!

あ、女の人が男の人に囲まれているのは逆ハーレムっていうんだっけ?

じゃあ逆ハーレムね!

作戦は簡単!

今も忌み地とされている魔王領を改造して新しい国家として独立!建国!

簡単ね!

魔物?家は勇者の家系よ?

ぶっ倒せばいいし、魔物除けのすべは全部知ってる。

そんなわけで魔王領に到着!

そこには数人の魔人といわれる種族の人々が住んでいた。

廃墟といっても差し支えの無いボロボロ小屋や崩れかけた石の家らしきもの。

ぱっと見まともな暮らしは出来ていそうにない人々だが、かなり血気盛んだった。

実力を示せば土地を譲ってくれるというので父と母が対戦中。

私も適当に持ってきた木刀で銀の髪が陽光で鈍く輝く少年と対戦中。

「そっちからどうぞ!」

「……なめるな!」

琥珀の瞳が爛々と光る

瞬間、一瞬で背後に回り込まれる。

速い!

でも残念。

私これでも転生者なのよね。

ということで逆手で持った木刀で思いっ切り突きを食らわせる。

吹っ飛んでいく少年!

「あ、ごめん、やりすぎた!」

「……。」

「まぁ、怪我はなさそうだし大丈夫でしょ!あんたは今日から私のものよ!」

「……は?」

「さて、負けた君達には最初の住人になってもらおうかな~。」

「いいわね!魔人さんは力が強いからいい大工さんになってくれるわ!」

「「「は!?」」」

こうして、魔王領改めグランフォード領が発生した。

――しかし王都では、ある命令が静かに下っていた。

「“あの家”を消せ。勇者の血もろともな――」

世界はこの誕生に震え上がるのであった——〈次話〉“魔人の銀髪少年の謎に迫る!”

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