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第5話

Auteur: ユタ
私は集中治療室のベッドに寝かされたまま、半月を過ごした。

意識はずっと深い霧の中にあるようで、時折、モニターの無機質な音だけが耳に届き、消毒液のきつい匂いだけが鼻を突いた。

だがほとんどの時間は、ただ果てしない暗闇の中だった。

完全に意識を取り戻したその日、差し込む陽の光が眩しくて目が開けられなかった。

口を開こうとしたが、喉が焼け付くように痛くて声が出ない。

「おかあ……さん……」

誰も、答えてくれなかった。

ベッドのそばに、一人の男が突っ伏して眠っていた。

髪はボサボサで、服もシワだらけだ。

智司だった。

彼はひどくやつれ果て、目の下にはどす黒いクマができていた。

私の声を聞きつけ、彼はバッと顔を上げた。

途端にその目が赤く潤んだ。

「初!目を覚ましたんだな!やっと、目を覚ましてくれた……!」

彼はナースコールを押そうとしたが、その手はガタガタと激しく震えていた。

医師や看護師がなだれ込んできて、私はされるがままに検査を受けたが、視線はずっと病室のドアを探していた。

お母さんは?

医師たちが去った後、智司はベッドの横に座り、私の手を握ってしゃがれ
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