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第411話

مؤلف: 北野 艾
志帆の沈んでいた表情も、それを聞いて和らいだようだった。

「もう、お母さんったら。婚約したばかりなのにもう結婚の話なんて、気が早すぎるわよ。私が結婚したくてたまらないみたいじゃない!」志帆はわざとらしく拗ねて見せ、佳乃に甘えた。

佳乃もすぐに話を合わせた。「そうね、お母さんがせっかちだったわ。志帆は優秀なんだから、引く手あまたよ。焦って結婚する必要なんてどこにもないものね」

そして、釘を刺すように柊也に言った。「柊也くん、うかうかしてたらダメよ。志帆は本当にモテるんだから。海外にいた時だって、外国の貴族の方々から熱烈なアプローチを受けてたんですもの」

「肝に銘じておきます」柊也は生真面目な顔で頷いた。

佳乃はさらに『賀来グループ』の内情についても尋ねた。要は、財政状況や経営権について探りを入れたいのだ。

「自分の会社を立ち上げてからは、グループの経営には一切関与していません。ですから、私が知っている情報は皆さんがニュースで見聞きするものと大差ありませんよ」柊也はさらりと答えた。

佳乃は不満げに眉を寄せた。「そう言っても、あなたは賀来家のたった一人の跡取りでしょう?もっと関
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