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第748話

作者: アキラ
侍医の言葉に、喬念はその場で立ち尽くした。

侍医は続けた。「章統帥の両足を不具にしたる毒は、融骨散(ユウコツサン)なるべし。名は恐ろしげなれど、まことに人の骨を融かすにあらず、ただ両足を不具にし、一歩も動けなくせしめ、かつ毒に中りし者はしばしば毒が発し、両足あたかも骨を砕かれたる如く激痛に襲わる。まさしく章統帥のかつての症状の如し」

喬念は侍医の説明を真剣に聞いていた。

彼女は融骨散のことなど気にしていなかった。なぜなら、何殿の足はもう立てるようになったからだ。

彼女が気にしているのは、何殿の体内のもう一つの毒だ!

侍医は深呼吸をして、それから続けた。「そして章統帥の体内のもう一つの毒は、おそらく寒冰散(カンヒョウサン)なるべし。この毒、初めはただ手足に時折冷えを感じさするのみなれど、中毒が長引くほど、手足の冷ゆる時間は長くなり、ついに、冷たさが四肢より全身に広がり、中毒した者は毒が発症して死に至る」

侍医の言葉を聞いて、喬念は全身が冷たくなったように感じた。

侍医は髭を撫でながら続けた。「されど実のところ、この毒、薬王谷にては、さしたる上等の毒薬にあらず。その毒性が広が
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