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第5話

Auteur: パクチー好きの静香
私はプールから引き揚げられた奏良の冷たい体を絶望の中で抱きしめ、なりふり構わず心肺蘇生を繰り返した。

「奏良、ママよ!聞こえる?お願い、私を一人にしないで……!」

琉馬が文字通り這いつくばるようにして駆け寄ってきた。

ピクリとも動かない奏良を血走った目で見つめ、彼は我を忘れて激昂した。

傍らにいた施設職員の首を締め上げ、怒声で威嚇する。「貴様ら、何をしやがった!泳げない子供を水の中に放り込むだと?ふざけるな、これは殺人だろうが!」

男は顔面を蒼白にして奏良を見た後、一瞬だけ、冷ややかな顔をした彩葉の方へと視線を走らせた。

彩葉はいかにも心配そうな素振りで、琉馬の腕にすがりついた。「琉馬、今は奏良の命が最優先よ。まずは様子を見ましょう」

琉馬はハッと我に返り、彩葉の腕を乱暴に振り払うと、奏良のそばに飛びついた。

そして、体力の限界に達していた私を押し退け、心肺蘇生を始めた。

突然、奏良がゴボッと大量の水を吐き出した。

そして、震える瞼が微かに開いた。

私の頭の中で張り詰めていた糸が完全に切れ、奏良を抱きしめて号泣した。

「奏良……!奏良、よかった、目を覚ましたのね
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