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027話

last update Petsa ng paglalathala: 2026-09-16 11:04:41

 柊也が二階へ上がると、寝室ドアの脇に黒木が仁王立ちしていた。彼は柊也の姿を認めると、深く頭を下げる。

「お帰りなさいませ」

「……何か変わったことはあったか?」

 柊也は探るような視線を向けた。黒木は表情一つ変えず、淡々と答える。

「特に何も――いえ、奥様が下でパソコンを触っておられました」

「珍しいな。何をしてた?」

「音を鳴らしていましたが……申し訳ありません、私は音楽には疎いので、そこまで何をされていたかまでは分かりかねます」

「他に何か変わったことは?」

「何もありません」

 黒木の言葉に、嘘を吐いているような気配は微塵もなかった。

 柊也は小さく息を吐き出した。

「そうか、助かったよ。今夜は俺がついているから、君は休むといい」

「かしこまりました」

 黒木は一礼し、自分が与えられた隣の部屋へ向かおうと足を向けた。だが、ドアノブに手をかける直前、ふ
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