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第1237話

Auteur: リンフェイ
琴音は続けて話した。「これはおば様から聞いた話ですよね。唯花さんと唯月さんって実の姉妹同士で、彼女が十歳の時に両親を亡くし、お姉さんが育てたって。彼女の考え方はその親代わりであるお姉さんからきたものだと思います。唯花さんの人柄をよく見れば、お姉さんである唯月さんの人柄も見て取れるはず。

唯月さんはそのようにお金に目がくらむような女性ではないと思います。もしかしたら、彼女が私のライバルになるかもしれませんが、それは彼女がわざとそうしようとしたわけじゃないでしょう。ただ隼翔さん自身の問題であるだけですよ」

琴音は一日中邸宅の中でちやほやされるような令嬢ではない。彼女は彼ら樋口グループの管理職の一人だ。それで見識はかなり広い。彼女は様々なことを経験しているから、物を見るときの見方も偏ったものではなく広い範囲で考えられる人だった。

「ですが、今それを知ったからには、警戒しておくのが一番ですけどね」

琴音は、隼翔と唯月の関係が何か進展する前に、先に彼女が隼翔を自分のほうに引きつけてしまえば、後は自分のものだと考えていた。

もし……

彼女が唯月に負けてしまったら……

琴音はそれ以上深
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