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第1262話

Auteur: リンフェイ
俊介は扉越しに大声を上げた。「姉ちゃん、黙ってろよ。さっさと自分の家に帰ってくれ!今後何もない限り、あまりここには来るな!姉ちゃんは災いの元なんだよ!」

唯月が彼に反抗心を持ち、暴れ出した時は今回よりも散々なものだった。包丁を手に彼を街中追い回したのだから。

あれを姉は忘れてしまったのか?

弟から災いの元とまで言われてしまった英子は腹を立てて言った。「そうだね、私は災いの元だよ。このクソアマが気に食わないんだよ。私が実家に帰ることと、その女と一体どんな関係があるってんだい?お父さんもお母さんもここにいるんだから、私が会いたいと思ったら会いに来て当然だろうが。別にそいつに養ってもらってるわけじゃなし、できるもんならそいつが自分の金で家を買えばいいだろうが。そうすれば私だって一歩たりとも部屋に入ったりしないよ!」

英子は莉奈に幸せな日々など送らせるつもりはないのだ。

莉奈は床に伏せて辛そうに泣き喚いていた。

以前、唯月に不倫現場を押さえられて、ひどく殴られてからはこのように狼狽しきったことはなかったのに。

この時の彼女は身も心も傷を負い、この世の不幸を一身に背負ったかのようだ
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