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第2194話

Author: リンフェイ
悟は愛する妻が「幸せなのに自分はわかっていない」と言っているのを聞きたくなかった。

決してそうじゃない!

明凛は親友たちと事業を興してこれから上へ上へと進んでいくところだった。だから、そんな彼女を縛り付けるべきではないのだ。彼女がしたいことなら、悟は全力で応援したいと思う。

明凛は悟の懐から顔をあげた。

悟は彼女のほうを向いてキスし、愛情深い眼差しで見つめた。そしてすぐにたまらず彼女の耳元で何か呟いた。それから彼女につねられ、体を押されて距離を取られてしまった。明凛は顔を赤くさせて姿勢を正した。

その様子に悟はクスクスと笑った。

この時、ボディーガードが運転しているので、悟はすぐ隣にいる彼女に何かすることができなかった。

「途中でデパートにでも寄ってくれ、義理の両親にちょっと手土産を買っていくから」

悟はボディーガードに言いつけた。

悟と明凛は急遽牧野家に行くことにした。

だから、手ぶらで行くわけにはいかない。

すると明凛が言った。「うちに帰るだけなんだから、別に何も買って行かなくていいわ。帰るたびにいろいろ買っちゃって、そんなに気を使うと、お母さんからまた煩く言
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