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第442話

リンフェイ
「お姉ちゃん、効果があるかはわからないけど、とりあえず警察に通報して処理してもらいましょう」

「わかったわ。今から警察に電話する」

「佐々木俊介の両親たちは?」

「陽を車で連れ去って行ったわ。たぶん俊介のところに行ったんじゃないかしら。あいつ昨日は一晩中帰ってこなかったから」

内海唯花は少し考えてから言った。「お姉ちゃん、警察に電話して。私と理仁さんで佐々木俊介の実家のほうへ行ってみるわ。あとあいつの姉の家にも。あいつらが陽ちゃんを連れ去ったのなら、きっと彼らの実家のほうへ帰っているはずよ」

姉と佐々木俊介はもうすぐ離婚する。子供の親権はまだどちらが持つのか決まっていない。佐々木家側が陽を連れ去っても、警察に通報したとして、恐らく和解を勧められるだけだろう。もしそれができなければ、裁判での離婚訴訟中に一気に解決するしかない。

佐々木家側の人間は、確かに陽の家族ではあるが、陽は生まれてからというもの、ずっと唯月姉妹が面倒を見てきた。だから陽の佐々木家に対する感情は深くない。陽は初めて行く場所に行って、母親や叔母の姿が見当たらないと、絶対に怖がって泣きわめくことだろう。その時に
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