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第111話

Author: 大落
眉をひそめた未央は思わず疑った。

ごく普通の、まだ社会に出てもいない女の子を一体誰がここまで追い詰めようとするのか。薬まで取り替えるとは。

「小城さん、私、病院へ行って茉莉ちゃんの様子を確認したいんです」

「ええ、今頃は目を覚ましてるはずです」

小城母はまだ状況をはっきり把握していないかのように頷いた。まだ衝撃の事実から抜け出せていない様子だった。

暫くして。

二人は総合病院に到着した。茉莉の状況は思ったより深刻で、今も病室に横たわっていた。

未央が入ると強い消毒液の匂いがし、すると、ベッドに横たわっている弱々しい女の子の姿が目に入った。

茉莉の顔は青白く、眼は閉じていたが、わずかに動いた指先が眠っていないことを物語っていた。

「小城さん、娘さんと二人きりで話したいんですが」と未央は話し出した。

小城母は一瞬躊躇ったが、結局部屋を出ていった。

中には医療器械の電子音が響き、重苦しい空気が漂っていた。

未央はベッドに近づき手を伸ばし、茉莉に触ると、彼女がビクッと震えた。

何かを恐れているのだろうか?

未央は目を細め、なるべく優しく声をかけた。

「茉莉ちゃん、
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