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第1030話 謝る

Author: 花崎紬
警察が到着したことで、彼らは何も言わなくなった。

紀美子は彼らに対して賠償金を要求することはなかった。

ただ、ゆみに対しての心からの謝罪だけを求めた。

その後、紀美子はゆみを病院に連れて行き、検査を受けさせ、医療費は彼らに支払わせた。

問題が解決した後、紀美子は子どもたちを連れて小林の家に向かった。

小林の家は広くなく、リフォームもされていない、普通の田舎の家で、セメントの壁と瓦屋根だった。

佑樹と念江はゆみが住んでいる環境を見て眉をひそめた。

小林は扉を開けた。

広くはない庭はきれいに整えられていた。

彼は皆を家の中に案内し、水を出してくれた。

水を悟に手渡すとき、彼の目には微妙な変化が見られたが、何も言わず、席に着いた。

小林は言った。

「子どもにこんなことが起きたのは、俺にも責任がある。ちゃんと守れなかったこと、謝る」

言い終わると、小林は立ち上がり、みんなにお辞儀をしようとした。

紀美子は急いで前に出て、小林の手を支えた。

「小林さん、そんなことしないでください!この件はあなたのせいじゃないのに、謝る必要はありません」

小林はため息をついた。

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