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第7話

Author: シチリアのちびみかん
母はそれから、ずっと故郷に残った。

私が最後に血を吐きながら体を丸めていた、あの狭い部屋へ戻った。

母は丸一日かけて部屋を掃除した。

血のついたティッシュを捨て、壁に残った引っかき傷をパテで埋めた。

私の古い服をきれいに畳み、クローゼットへしまった。

すべてを終えると、母はベッドの端に腰を下ろした。

枕の下に残った、洗っても落ちない褐色の染みを長い間見つめていた。

抗がん剤治療を受けていた頃、夜中に鼻血を出し、それが染み込んだ跡だった。

そのことは誰にも話していなかった。

母は、私が残したものを一つずつ手に取った。

ベッドの下には段ボール箱があった。

中には診療記録のコピーや医療費の領収書、手書きの療養上の注意が詰まっていた。

母は一枚ずつ目を通した。

3枚目を読んだところで、その手が震え始めた。

【患者は3か月以上続く腹痛を訴えており、体重は12キロ減少。直ちに入院が必要】

日付は去年の秋だった。

あの頃、私は毎週、実家へ食事に帰っていた。

痩せたと母に言われ、ダイエットをしていると答えると、母はそんな私を聞き分けのいい娘だと褒めた。

だが本当はそ
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