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第373話

Author: 錦織雫
美智子は、とっさに言葉を失った。

じっと慎の顔を見つめたまま、しばらくの間、何も言い返すことができなかった。

慎は声を荒らげることもなく、言うべきことだけを淡々と言い終えると、また元の穏やかな笑みを口元に戻した。「さあ、おばあさん、送っていきますよ。もうここまでにしよう。自分のことは、自分で片を付けます」

それはつまり、これ以上の口出しは一切無用だという、彼なりの冷徹な宣告でもあった。

美智子は、わななく口を開きかけた。「あなたって子は……」

だが、それ以上の言葉が出てこない。

差し出された慎の手を乱暴に払いのけ、「結構よ!紬のところに行ってやりなさいよ!」と吐き捨てた。

慎は憤慨して席を立つ美智子の背中をちらりと見てから、おもむろに片手をスラックスのポケットに突っ込み、静かに小さく首を振って苦笑を漏らした。

そこへ、陸と仁志が前後してやって来た。さっきの祖母と孫の殺伐としたやり取りは聞こえていなかったらしく、陸が少し首を傾げながら口を開く。

「昌雄さん、なんであんなことを急に聞いたんでしょうね。もしあのまま公になってたら、園部さんが世間から後ろ指をさされるところだっ
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Comments (2)
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カナリア
サクッとぶった斬って先へ進めてください
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emma
ここにきて不穏な気配…せっかく上向きになったのに! フライテックにはお偉い様方の味方がたくさんいるから大丈夫だと信じてる!!
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