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余命宣告され学校でいじめられている美少女を助けたら懐かれた
余命宣告され学校でいじめられている美少女を助けたら懐かれた
Author: 長濱こうき

余命宣告を受けて、物語の始まり

last update publish date: 2026-07-13 16:19:35

俺は何となく胃が痛いのを感じ、それで胃薬をもらおうと、病院に向かっていった。そこで診察を受けて、今は待合室で好きなゲームをしながら、待っている。

「四条さん一番にどうぞ」

俺は呼ばれたので、診察室に入る。そこにいたのは険しい表情をしているお医者さんだった。俺の体に何か異変でも見つけたのだろうか?あっても糖尿病かもしれないが。それでも俺はマッカンを飲み続けるが。それ以外の何かでも何となく受け入れるような気がしたがな。

俺は椅子に座ると、お医者さんは重苦しい雰囲気を出しながら口を開いた。

「四条さん貴方は癌です。余命は一年です」

癌か、思った以上に重たかった。それでこんなに険しく、どうにも出来なくて悔しいみたいな表情をしていたのか。こんな俺にもそんなことを思ってくれるのだから、いい人なんだろう。患者さんからの信頼も厚いんだろうな。

俺は癌で驚きはしたが、いたって冷静でいた。来れも運命だと思ったし、人生に希望を見いだしていなかったからだ。陰キャだし、特別親しい人もいない。このままなにも楽しいことがなく、普通に就職して、独身で、寂しく生きていくのだろうなと思っていたのもある。

親からも期待はされていない。この状況でも親が来てないことが答えだろう。

だが妹は可愛がっているから、期待をしないんではなく、俺がそれに応えるだけの能力がなかったからだ。妹は社交的で、美少女で、勉強もできる。全く持って非の打ち所がない。こんな俺にも懐いてくれてるし。

「分かりました。それなら自宅療養にしてください」

するとお医者さんは驚いた表情をする。

「冷静ですね。皆さんはこの診断を受けると、ショックを受けて、取り乱すんですが」

「俺は自分の人生に希望を見いだせなかったので、来れも運命なんだろうと受け入れられるんです。別に俺が死んだところで悲しむのは妹くらいでしょう。妹も月日が流れればなれるはずです」

妹はきっと悲しんではくれる。でもすぐに仕事に没頭していつか立ち直ってくれるだろう。俺は誰かの心にいつまでも居続けるような存在ではない。

「そうですか、それなら自宅療養にしておきます。何かあったら、病院に来てくださいね」

お医者さんはそう悲しそうな顔をして言った。同情してるんだろうな。期待に応えられなかった俺の責任なんだがな。こうなったのは。

俺は分かりましたと言うと。薬もらって、病院を出た。何かあってもいいように痛み止めも貰っておいた。痛みとかで学校を早退とかすると、色々邪知されるかもしれないからな。妹だけにはばれないようにしないといけないし。

俺は一人で家に向かっている。ちなみに俺は今独り暮らしである。妹が俺に懐き過ぎて、嫉妬をした親が高校の入学を機に追い出した。まぁ家賃は払ってくれるから文句はない。それにお金もバイトをしなくても、小説の印税で暮らしていけるから、悠々とした生活ができている。それになにも気にしないで過ごせる空間だから、居心地がいい。

それにしても癌ね。これじゃ助かる見込みは少ないだろう。余命宣告も受けているし。

もう死ぬんだったら、好き勝手に生きていこう。今までは親に恥だとは思われないために、勉強も最低ラインは越えるために頑張って、進学校に入った。周りにも苛められたりしないため、空気を呼んで過ごしてきた。でもそれはもう止めだ。これからはやりたいことをやらしてもらう。もう誰に縛られることはない。

決意をした後、家に帰り、夜ごはんを作り、食べて、お風呂に入り、ベットで寝た。

俺は次の日朝日の陽光で起きる。俺は胃が痛んだので、薬を飲む。そういや癌の宣告を受けたんだったな。

「それなら学校行かなくても良くね?」

いやそうしたら、親に報告されるか。それは面倒だな。何を言われるか分かったもんじゃない。俺はめんどくさがりながらも、学校に行く準備を整えて、結局学校に向かった。

登校中、陰キャで友達のいない俺は誰にも話しかけられることなかった。やがて教室に着くと、自分の席に座り、イヤホンを耳に着けて、神楽坂曲を聞いていた。後生きてる間に何回新曲を聞けるのだろう。それがちょっと心残りだ。

そう思っていると、イヤホンをしても聞こえるくらいの下品な笑い声が聞こえた。

「ぷははは。あんなびしょ濡れの髪で、良く教室に来たな。恥ずかしいという感情もない程だらしないのかぁー」

下品すぎて耳障りな笑い方だ。俺は笑われている少女を見る。髪はびしょ濡れで、俯いている。席には何も言わず座った。恐らくタオルは鞄ごと塗らされて、使い物にならなくなったのだろう。

少女の名は近衛ねる。かなりの美少女だ。その容姿を嫉妬されて、苛められている。学校が始まった当初は明るくて。誰だろうと隔たりなく喋っていて、美少女にしては差別をしないんだなと好印象を持っている。

そうなってくると、たくさんの告白を受けることになる。

その中に高城の好きな男が近衛に告白して、振られた瞬間、苛めが始まった。

近衛が好きだった連中も、クラスメイトも誰も助ける様子がない。高城の親は議員で、お金持ちで、権力を持っていて誰も逆らえないのだ。助けでもしたら、自分が今度は苛められる立場になるからだ。遠巻きに近衛を見て、可愛そうだというような視線を向けているだけだ。

俺も今まではクラスメイトや高城の顔色を伺っていて、俺の平穏のためにも関わらないようにしておこうと思っていた。だが俺はもう余命宣告を受けていて。先を気にする必要はない。それに俺は苛めとかは気になるタイプだ。、だからバックからタオルを出して、俺は近衛の席に向かっていった。近衛の前に着くと、タオルを近衛に差し出した。

「良かったらこれを使ってくれ」

近衛は驚いたように俺を見る。不安と期待をしている表情をしていた。この行動が俺の残りの人生を一変させるとはこのときの俺は思わなかったーー

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