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70.真実

last update Tanggal publikasi: 2026-08-21 20:50:57

 ロメオは続けた。

「そして最後にイレリア嬢にかけられていた魔法だが――カイン。君を愛する魔法だ」

 カインはもう何も感じなかった。これまで愛だと思っていた事が、全て作られたものだったのだ。

「これらの魔法はとても弱く、感じるのが精一杯というレベルだ。母上でさえ何度もイレリアに会う必要があったからね」

 含みを持たせたロメオが、何を言わんとしているかはなんとなく理解できた。

「子宮――か」

 カインの問いかけにロメオは頷いた。

 イレリアと初めて結ばれた時、イレリアは処女ではなかった。

 貧しい女性は体を売って日銭を得る事もあるのだと聞いた事があったし、盲信的にイレリアを愛していたカインにとってそんな事は大した問題ではなかった。

 だが、思えば体を重ねてからだった。イレリアに執着するように愛するようになったのは。

 それまでも、彼女を魅力的だと感じていたし、好意を抱いていた。

「僕は――彼女を愛してるから……」

 言い聞かせるように口に出したが、その言葉は空中に消えるように虚しいものだった。

 イレリアと体を重ねてからは、ずっと彼女のことば
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