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13.王家の恨み、買っちゃった

Penulis: satomi
last update Terakhir Diperbarui: 2025-08-23 07:22:20

おーっとここに来てうちの養鶏場がというか、俺が国家反逆罪で訴えられたぞ。

なぜに?俺は反逆した覚えないけど?

ああ、俺の「王家も平民も差別しない」発言か?そんなので反逆罪ねぇ。安い国家だ。

「あのー、俺は反逆した覚えはないんですけど?」

「口を慎め平民!」

そっかぁ、俺は今平民なのか。

「貴殿を国家反逆罪の罪で死刑とする」

ほー、で?

「貴殿は「王家も平民も差別しない」という発言をしたそうで。これは明らかに国家反逆罪にあたる!」

そうかあ?

断首台に上がる。ボディーチェックされる。

「ああ、俺の体に触ると怪我するよ?」

俺、暗殺業してた名残だなぁ。ついつい暗器を体中にしちゃうんだよな。こればっかりはクセだから。

「イテっ、こいつ何本体にナイフつけてるんだよ?」

俺も知らない。さて、そろそろこの茶番をやめるか。

「なあ、そこの貴族」

「なんだ?平民風情が!」

「年収はいくらだ?その10倍払おう。俺を見逃したらな」

「王家に逆らう事はできない」

「そうか?俺の養鶏場に来た奴らは全員城を去ってるんじゃないか?恐らく王家に嫌気がさして。年収の12倍」

男の手が緩んだのを俺は見逃さない。

「そうだよなぁ、信じてた王家に従って俺のところに来た男はタマを切り取られ、女は顔に傷つけられるんだもんな。あ、年収の15倍」

「マジでタマ切り取ったのか?」

「ああ。それは俺だって男だ。切り取りながら痛そーって思った。年収の18倍」

「わかったよ。交渉成立だ。王家よりもあんたの方が信用できそうだからな」

「そりゃどうも。今現金持ち合わせてないから、悪いんだけどうちの養鶏場まで来てくんない?」

こうして俺は養鶏場まで帰った。帰り際に懲りないなぁ、また落とし穴に落ちてる…。馬肉も最近飽きてきたんだよな。鍬をお借りしたご近所さんにおすそ分けで一頭丸々プレゼントしようか?

男だし、精肉工場まで引っ張って行って、ちょん切った。そして、遠くに放逐。

馬のプレゼントは非常に喜ばれた。

「馬なんて高級肉どうしたの?」

「偶然手に入ったんですけど、うちでは食べきれないので…」

という事にした。ただ飽きたんだけど…。

養鶏場まで来てくれた断首台の男は一連の様子を見ていたようだ。

「マジでちょん切ってるし。馬肉はご近所にプレゼント。王家より健全だ」

「言ったじゃん。王家なんてそうでもないって。あ、言ってない
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  • 元・暗殺者の異世界波乱万丈スローライフ☆   12.その恨み買います

    うちの鶏は米を食べているという噂が広がっているという。事実だからどうでもいい。同業者のイヤガラセだろうか?米は貯蔵庫を作って大事に保管しています。精米が面倒だなぁ…と思っていたけど、そこもカオリが何とかしてくれた。カオリ様様だ。こういう便利なとこが王家に目を付けられるんだろうな。鶏には精米しないでそのままを与えています。栄養価高いし。より一層うちの卵と鶏肉が美味しくなったと評判になり、はっきり言ってうちは儲かっている。しかしだ。これ以上鶏を増やすことは俺の体力的に無理。なので、俺はそんなことはしない。雇用希望者もここ数日来たが、その中に王家の回し者がいないとも限らないので、お断わりしている。3人で出来るだけで充分すぎるほどの収入がある。資産だけなら王家とか貴族もあんまり敵に回したくないんじゃないかなぁ?資産は金庫(俺作)を囮にして、米の貯蔵庫に米の下にある。最近は鶏泥棒だけじゃなく、金庫泥棒も来るから面倒だ。男の泥棒だと男性器が切られるからか、最近は女性の泥棒が来る。ハニートラップ狙いか?某アニメの〇二子ちゃん的な?男性なら男性器をちょん切ればいいけど、女性はよくわからないので、カオリに聞いた。「顔に傷つけるのは?頬とかね?うわー痛そー!」顔に傷でいいのか。楽だな。懲りないなぁ。王家からは男が来ては不能にさせられ、女は顔に傷をつけられる。王家、人気がダウンするだろうに…。俺が提示した分で我慢すれば良かったのに、強欲だから部下がこんな目に…。部下が可哀そうだ。少なくとも部下は丑の刻参りしたいくらい王家が憎いだろうな。

  • 元・暗殺者の異世界波乱万丈スローライフ☆   11.米を作ろう

    水田作るのって力技だな。卵と肉の方はカオリに、接客はサグルに頼んで俺は水田作成中。俺が買ってきた苗の数的にはそんなに広い水田は必要ないんだよなぁ。せいぜいダブルベッドくらいの広さがあれば十分。鍬はご近所さんからお借りしました。「お兄ちゃん、家庭菜園でもやるのかい?若いっていいねぇ。奥さんもいて、養鶏もして、家庭菜園もする元気があるんだから」と、言われた。農家が思う『家庭菜園』とはどんな規模のものなのだろう?はぁ、あとは水を引くだけ…。水!…どこから引こう?俺がオロオロしていると、カオリが来てくれた。「水でしょ?絶対ないと思って来てみたら、ほんとに無くて、オロオロしてるんだもん。いいもの見せてもらったわ。お礼に……」流石、聖女。光ったと思ったら俺が耕した所になみなみとした水が!「やったー!水田ができたー!!」サグルに早速苗を植えてもらった。そこは素人水田に足をとられる。「ドンマイだー!サグル頑張れー!!」何かテンションがあがった。「ご近所さんに聞いたんだけど、米は苗を植えるんじゃなくて、種をまず植えて苗を作るらしい」ほう。「それから水田」へぇー、難しいんだなぁ。サグルが水田に苗を植え終わった。カオリが水田の水に手を入れて、なんか唱えた。カオリが光ってる。苗が一気に成長した。ついでに水田の水もなくなった。「さぁ、サグル!鎌を持って収穫だー!!」

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