LOGINある日、暗殺業を生業とする男が仕事帰りに、歩きスマホで地下鉄のホームに落ちて死んだ。神会議にて、彼は異世界に転生させることに決定。まさか死ぬと思ってなかった人が死んだから。 彼の名前はユウジ。コードネームはUだったが、異世界では何の意味もない。地平線が見えるのどかな田園風景の異世界に転生したようだ。彼は自分の衣食住について考え、今後は自立し、衣食住も安定したものにしようと試みる。
View Moreはぁ、今日は何人この手にかけただろう?
俺の手は血塗られた手……。
『今日もよい仕事だった。次の仕事はまたおいおい連絡する。このメッセージは2秒後に自動消去されます』
MIファンか?
仕事も終わり、俺は足早に家路に急いでいた。俺のコードネームはU。
図らずも歩きスマホになっていたことは許してほしい。端的に言うと、結果として俺は死んだ。
しかも、所持品から本名などが明らかになった。穴があったら入りたい。暗殺者として恥ずかしいこと極まった。地下鉄のホームで足を滑らせたもんだから、親戚なんかにも迷惑がかかって…ないんだな、これが。俺の貯金が多額って事が判明して、誰が後始末をするかとか非常に醜い戦いをしていたのを俺は見た。
「だから、歩きスマホはダメだって言ったじゃん?」
誰?
「あぁ、ゴメン。まぁUのいるところの所謂カミサマってやつ?いや、まさかさぁ暗殺のスペシャリストともいえるUが地下鉄のホームなんかで死ぬって思ってないからさ。神会議で異世界にUを転生させようってことになったんだー」
神会議?
「神会議はだって八百万も神がいるもんだから、出席できる神様だけ出席するんだけど、それで決定」
適当だな。
「適当なのは仕方ないじゃん。八百万もいたら会場だけでぎゅうぎゅうだよ?それで、出席できるやつだけってなった」
俺の心を読めるのか?
「今更だね。ん?この場合、持ち物は持ち込めるのかって?あぁ、いいけど…。スマホはダメだよ」
何故だ?
「歩きスマホが死因だし、充電器も充電もできないんじゃ意味ないよ?」
「それじゃあ、俺の相棒のナイフでいいか?」
「それならOK」
「いい異世界を♪」
養鶏所の職員も増えたので、鶏を増やすことが出来た。サグルの下にも職員を配置。水田の面積も広くした。相変わらず、うちの養鶏所の肉は完全予約制だが、以前ほどレア感が少なくなった。毎朝の卵の回収量が増えた~とカオリがぼやくけど、毎朝3個だったのが今は10個じゃ足りないからなぁ。「やっぱりここの卵は美味いっす」労働の後だしな。「やっぱ米を食べてるからかなぁ?」「鶏の肉だって、ここで食べてるのは“もう卵を産まなくなった雌鶏”ですよね?それでもめちゃ美味いですよ!」うむ。「総じて、ココの飯は美味いということでいいかな?」「「「うすっ!」」」作ってるのがカオリだからだろうか?男共の賛辞の声がすごい。明日の料理当番はサグルか…頑張れよ。料理は当番制にした。10人以上いるから月に2度あたるくらい。それでもけっこうな量作るから体力勝負だ。サグルはまだ若いからなぁ。と、侮るなかれ。昔から両親が共働きだったために料理はずっと自分がしていたらしい。おそらく俺より上手い。なんだか体育会系の男子の集団のようになったが、流れです。意図してこうなったわけではないのです。サグルがたまにビクビクしてるのを知っている。しかしだ。あの男たちがサグルを師匠のかのように慕っていることも俺は知っている。 ここに女子ってカオリだけなのか…。ワケアリ女子って世の中にそんなに余ってないからなぁ。諦めろ!カオリ。逆ハーレムだと思うんだ‼ このように生活をしてるのです。これもまたよし!了
俺を国王にしようとする勢力があるのも知ってたけど、あくまで『ユウ共和国』だからな。俺は貸金業にも手を出した。利息がない。超優良貸金業者。戦争の際に予め迷惑料を払っていたのもポイントが高いようだ。俺からお金を借りるという人が結構、いや、かなりいる。きちんと契約書にサインを交わしての契約となる。そんなことをしながらの養鶏場経営。毎朝早起きで卵の回収。鶏を〆る。完全予約制だが、かなりの繁盛。鶏の肉はレアな肉としてブランド化もされてしまった。そんなつもりはなかったんだけどな。そうだ!俺が片足切り落としてしまった人とか片足切り落としてしまった人とか、両目を切ってしまった人をここで雇えないかな?きっと仕事につけなくて、難儀だと思うから、ここで働いてもらうというのはどうだろう?俺のせいだし。……俺…恨まれてるかな?さっそく俺が片腕切り落としてしまった人にアポイントメントをとって会った。「あんたに思う所はあるけど、俺はあの時国王の命令で動いていたんだ」だよなぁ。「俺としてはうちの養鶏場で貸金業をやってるんだよ。その手伝いをしてほしい」「本気で言っているのか?俺には腕が片方ないんだぜ?信用なんかできるのか?金貸しの部門なんて」そういう彼を半ば無理矢理に連れ帰った。「おーいカオリー!彼の腕、治せるか?」「あら、随分キレイに切れているわね」「なにしろ、俺の相棒で「ああ、男性器を切るやつ?」男はビビった。「さて、ちゃっちゃとやりますか」男から後光が差すようだ。「おい、腕が生えたぞ?俺は人間だよな?あんたが人間なのか?」「やーね、私は人間よ。昔は『聖女』とか言われてた」男がカオリを崇め始めた。「やめてよ~」まんざらじゃなさげだ。そんなで、他の男たちも連れて来てはカオリに治療してもらった。
後日、国王と次期国王の処罰を決めるために国の広場に二人を置いた。もちろん側に俺もいる。「さて、この二人の処罰はどうしたらいいと思う?」俺が聞くと、「死刑」「それじゃあ、苦しむのが一瞬よ。長い間苦しんでほしいわ。そうなると、鉱山夫かしら?」「それだと鉱山で偉そうな態度とかしそうだ。島流しでも同じだよな」「意味もなく登山は見張りが必要だしなぁ」「腹をすかせた野犬の群れを集めておいてその中に放りこむってのは?」「野犬がお腹壊しちゃうわよ(笑)」「とりあえず、日の当たらない密室に閉じ込めてしまうっていうのは?半年もすればどうにかなってるだろう?」「まあまあ、最後の案は私も賛成です。とにかく、二人の男性器は切り取る事で異議はないですか?」「「「異議なし!」」」 広場での皆さんのご意見を聞き入れ、元国王と次期国王の処罰が決定された。そういうことで、二人の男性器は切り取られたうえ、二人はそれぞれ密閉した部屋に閉じ込められることとなった。酸素が減って亡くなるだろう。あとは、廃人になるか。決まったという流れをサグルとカオリにも伝えた。「はあ、元国王と次期国王は嫌われてたんですねぇ。楽には殺さないという意思が伝わってきます」「元次期国王のビジュアルを初めて見た時、なるほどこれじゃカオリは拒否すると思ったよ」「でっしょー?あれは酷いよ。ずいぶんいいもの食べてるね?って感じ」「で、最終的に二人は死か廃人って事になったわけだ。密室だから食事はなし。水分はどうにか取れるようにしよう。でも密室」「あ、それで『ユウ共和国』の国土が広くなったぞ」
「なんだと?あの養鶏場が独立しただと?」「土地につきましては、現金で金貨3千枚で買い取られました」「ハハハ向こうには、大した戦力はないんだろ?一気に戦争だ!金貨をごっそりいただく」「はぁ、懲りないなぁ。なんか元属してた国が戦争吹っ掛けてくるって。ご近所さんに迷惑かかるよねぇ。予め迷惑料を払っておこう。俺らのせいで申し訳ないから」「この戦争、俺らが勝ったらどうなる?」「いい質問だ、サグル」「『ユウ共和国』を国全体に広げよう。あと、国の膿を出そう。貴族制度は要らないな。まぁ、あとは勝ってから考えるか」「私は養鶏場というか共和国全土に結界を一部に穴を開けるので、どうぞそこからユウジが狩ってください」「俺は?」「金貨とか鶏の保護だな。いつも通り動いていればいいよ~」一週間後本当に国が攻めてきた。予めご近所さんに迷惑料を払っておいてよかった。あれじゃ、農地とか何も考えないで踏み荒らしてるし、サイテー。「陛下!『ユウ共和国』全体に強力な結界が張ってあります」「よく見ろ。ここだけ穴が開いているぞ?ここから侵入すればいい事。全軍侵入!」グワッ……。何が起きているのか、わからないようだ。ユウジがしているのは“暗殺”。わからないように殺害していくのだ。気付いたら、片腕が無くなっている者(ユウジの相棒で切りました)。片足が無くなっている者目が見えなくなっている者、等が多数。陛下は特別に生かしておいて、国民の前で謝罪の上国民が望む刑罰だなぁ。国軍のメンバーで心から陛下に忠誠を誓っている人間には容赦しないけど、それ以外の人を傷つけるのは気が引けるなぁ。そう思い、俺は一気に国王を確保。腕を締めあげた。ハイ、両肩脱臼しました。「「「陛下!」」」「俺は血が流れることを好まない(鶏は毎日血抜きしてるけど)。よって、国王に心より忠誠を誓ってもう、俺が憎くて仕方がないものはかかって来い。それ以外は気にしない」俺は、俺の事が憎くて仕方ないやつを両腕切り落としたりした。それでも命まで取れない。「どっかに次期国王がいるはずなんだけど?」そいつはコソコソと逃げそうになった。そうはいくかよ。と、国王と同じく、両肩脱臼させておいた。うん、カオリが嫌なのはわかるビジュアルだ。「後日、国王と次期国王は国民が何を望んでいるのかきちんと聞くんだな。処刑かもしれないし、遠
「まず、うちが売るのは卵だが取るのは地球の養鶏場のような感じではない。放牧で鶏を育てているからな。土地のどこに卵があるのかはわからない。また、取りすぎてもいけない。次の世代を作らないのは悪手なので、その加減が難しい。当然有精卵だ。 次に肉だが俺には愛用のナイフがあるんだが、精肉において一番大事なのは血抜きだ。上手く血抜きをした肉は美味い。鶏のこの部分をサッと切るわけだな。で、一気に血を出す。あ、きちんと精肉工場があるからな。ここ。そこらへんで血の匂いを漂わせてるわけにいかないからな。今までは若い雄鶏>雄鶏>卵を産まなくなった雌鶏 の順で値段を決めていたが、サグルの血抜き技術だなぁ。どんなも
今日も俺の相棒のナイフが生き血をすする。肉は予約販売とかにしたらいいかもな。二度目から。一回目はお試し価格で売って、二度目からは完全予約販売。そうすれば無駄にうちの鶏を減らさずに済むなぁ。肉が在庫とか切ないし…。生き血をすすったのは、鶏を〆たから。血抜きは俺のやり方でいいのかな?肉は部分に分けて売らなくていいんだろうか?各家庭であの一羽まんまの肉をさばくんだろうか?田舎の家庭はなかなか根性が入ってるなぁ。おぉう、こんなところに人が落ちている。「もしもーし。生きていますかー?」と、俺は脈拍の確認などの生存確認をした。ぐうぅぅううぅぅぅううぅぅぅううぅぅ盛大な腹の音こいつ
俺はものすごい努力をした。年齢的にもかなりきつかったが、先立つもののために努力を惜しまなかった。結果、俺は養鶏をすることにした。たまに自分の家の鶏食べれるし。卵があればラッキー的な?放牧系で養鶏をすることにした。理由としては土地があるから。アルバイトで貯まったお金で俺は鶏を買った。土地とか設備とかもだけど。養鶏が出来るようにした。孵卵器も欲しいなぁ。あ、電気ないのか。頑張れ鶏。はぁ、今日は何羽この手にかけただろう?俺の手は血塗られた手……。と言えるまで、養鶏はなかなか順調に進んだ。悲しいのは可愛いひよこが俺に懐いてくれないのだ。本能か?本能なんだけど、刷り込みで母親について回ってい
そして、俺は異世界に来た。なんだろう、こののどかな田園風景は。地平線が見える。俺に今必要なのは衣食住だ。衣は今着てるのでいいかな?下着は変えたいから、やっぱ先立つもの(金?)が欲しいな。食はナイフがあるし、そこらの食えそうな獣を狩るか。住は先立つものがないとなぁ。しばらくは野宿かな?うむ、まずは‘食’の調達。俺は放牧されている牛を狩ろうとした。「何するの?うちの牛!」「何って、俺の今日の食料にするんだよ」「何てことを。うちの牛なの。手を出さないで。明日の朝になったらこの子達から搾乳するんだから!」肉牛じゃなくて乳牛か…。「食料ないみたいね?というか、あんたはどこから来