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29.大量モンスター襲来

last update publish date: 2026-08-31 06:07:49

 ワラワラと森から出てきたモンスター達を前に気合を入れて剣を構える。

『【四面楚歌】を発動します』

 身体が赤い炎で漲る。

 殺られる前にやる。

 ストロング流剣術 剛剣術

「カタタ(紫電《しでん》)」

 モンスター達の正面に突っ込んで数体を一気に切り裂く。そいつらは仲間がやられたことに気づき、俺を囲もうと集まってきた。

 おぉ。上等だ。斬り伏せてやる。

 ストロング流剣術 柔剣術

「カタタ(静寂《しじま》)」

 感覚の五感、六感で敵を感じ取り攻撃を避けながら斬り裂いていく。

 左から来た棍棒を受け流して後ろにいたゴブリンの頭を潰す。そのままグリップで目の前のオークの顔を潰す。

 そのままの勢いで横薙ぎに剣を振り、オーガの首を刈り取る。身体を押さえつけに来た周囲の奴らを手を避けるようにしゃがみ、躱す。

 ストロング流剣術 剛剣術

「カッカ(六花《りっか》)」

 一振りで足を斬り裂

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  • 元剣聖のスケルトンが追放された最弱美少女テイマーのテイムモンスターになって成り上がった件   59.魔力制御

    『では、次の勝負は的当てです!』 的当てか。  前前世でいえば銃のようなものを持って目標に当てるようなゲームを言うけど、この世界ではどんな勝負をするんたろうか?「はぁーい! 私的当てやった事ありませーん!」『では、説明致します。私が用意する的を射抜くだけでございます。射抜くのは魔法でです』「えぇー!? 魔法で?」 爺やは今度はお嬢様が有利そうな勝負にしたようだ。  爺やにはミリアの魔法の腕を知らないだろうが、トウカお嬢様の方が有利なのは俺達には分かりきっている。 何故なら────「私、魔法で狙ったりできないんですけど!?」 思い返してみると、今まででミリアはざっくりと雨をふらせてざっくりと電撃をくらわせる。そういう戦い方をしてきた。 狙いを定めて的に飛ばすなんて至難の業だろう。纏めて吹き飛ばすなら出来るかもしれないが。    繊細に的の中心を射抜くなんてそんな芸当到底ミリアにはできないだろう。『それは、この機会に魔力制御を出来るようにした方がいいですよ? どれ、少し一緒にやりましょうか?』「いいんですか?」 ミリアに魔力制御とはなんたるかを、爺やが教えてくれるらしい。「魔力を一箇所に集中して。そして球を作り、回すのです」 その言葉通りにミリアは水の球を作って浮かせた。だが、回すことまではできない。「うぅぅぅ。回せないですぅ」「集中すればできます。この水の中が渦をなすように意識してみてください」 ミリアは眉間に皺を寄せて口を歪めている。  本来、こういう細かいことは向かないタチだと思うのだが、一所懸命にやろうとする姿は可愛いものだ。「ぐぬぬぬぬ」 少しずつ、浮かせている水が渦を巻き始めた。  グルグルと水の球が回っている。「そうです! それを的に射出するのです!」「とりゃぁぁ!」 変な掛け声を上げながら水球を射出する。  射

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  • 元剣聖のスケルトンが追放された最弱美少女テイマーのテイムモンスターになって成り上がった件   54.アントの集団

     こちらを見つめる赤い光。『こいつはアーミーアントだな』「うわぁ。ちょっと嫌いかも」『俺もだな』 カチカチと口のハサミを鳴らして威嚇しているようだ。  せっかくの休憩を邪魔してくれたな。 その時は何も思わずにアーミーアントの頭を落としたのであった。 後から後悔することになろうとはその時は思わなかった。 その日はゆっくりと休んだ。 次の日、目を覚ますと何やら周りがざわめいている気がする。「なんか、変な感じだねぇ?」 ミリアも何か異変を感じ取ったようだ。  なんだから大きなものが蠢いているような。『ミリア。一応戦える準備を』「あぁふっ。はぁい」 欠伸をしながら準備をするミリア。  俺も警戒しながらだが、休めたから魔力は回復したしな。  戦いになっても問題は無い。 少し離れた岩場から黒い影が現れたと思ったら次々とアーミーアントが出てきた。こちらに向かってくる。『そういう事か。仲間がやられたから復讐に来たのか?』「うわぁ。数が多いね」 ミリアがそういう感想を抱くのも無理はない。この光景は胃からせり上がってくるものがあり、ちょっと気分が悪い。 あっ、胃は無かったわ。『はぁ。朝の運動といきますか』「おぉー!」 そう意気込んで戦い始めたのは良かったのだが、次々と迫り来るアーミーアントに精神的にも削られ始めた頃。「ねぇ。もう見たくない!」『同感だ。もう巣を攻めよう』 アイツらが湧いてでるところを突き止める。  その為にはこの大群を始末しないとなぁ。  なんかないかなぁ一気に吹き飛ばす方法。 魔力でって言ったってこの数は限界がすぐに来てしまう。何せ見渡す限りアーミーアントなのだ。どこから出てきているのかも分からない。 なんか持ってたような。 なんだっけ。 おっきい何かが。

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