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第292話

작가:
静真は心臓が高鳴るのを感じた。まるで映画でよくある、一目惚れというやつだ。これまでの人生で感じたことのない、初めての感覚だった。

だけど、彼は気にしなかった。

ときどき心臓が乱れるのはよくあることだし、別に恋をしているからってわけでもない。

しかし、心臓の鼓動はさらに速まり、呼吸も荒くなっていった。

静真は自分が馬鹿みたいだと思った。月子からこの答えを聞いたら、なぜか少しだけ気分が良くなった。

だが、良い気分はすぐに消え去った。彼女からの嫌悪感が信じられないほど、あまりにも強かったからだ。

「人を好きになるということは、その相手ずっと好きでいることだろ?なのに、今のお前は俺をこんなにも拒んでいるのはどういうことなんだ?」

それを言われて、月子は改めて思った。自分があれほど尽くしてきたのにも関わらずそれでも信じてもらえなかったんだから、この3年間は本当に無駄だったんだろうな。

静真の友達はみんな、自分が彼にベッタリくっついている、と言っていた。なのに、静真自身は自分の愛に気づかない。それどころか、疑念まで抱いている。彼の心は本当に石でできているんじゃないだろうか?何も感じ
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