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第453話

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月子は正雄の隣を歩きながら、話をしていた。

「おじいさん、ずっと聞きたかったことがあるんですけど……」

正雄は少し驚いた様子で「なんだ?」と答えた。

「静真が結婚することに同意したのは、おじいさんが無理強いされたからでしょうか?」

正雄は月子をちらりと見てから、また前を向きながら歩き出した。「無理強いなどしていない。静真に話したら、彼が同意したのだ。あなたと話し合って、二人で内密に結婚することにしたと聞いていたぞ」

それを聞いて月子は黙り込んだ。

「あいつは小さい頃から負けず嫌いで、人の言うことを聞かない性格だったから、こんな大事なことで素直に従うとは思ってもみなかった。正直、驚いたよ。

あなたが静真を好きで、静真も結婚に同意したなら、きっと相性が良くやれているのだろうと思っていた。だから、この三年間、あなた達二人のことはほとんど干渉しなかったし、家族の食事会でも、仲睦まじそうにしていたからな」

そう言うと、正雄は話題を変えた。「最近、何かあったのか?」

月子は正雄の向けられた目線に知性と洞察力が宿っているのを感じた。

しかし、月子は直接それに答えず、池の鯉を眺めな
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