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第895話

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隼人は、どこからかもう一つ取り出すと、また月子の口に押し込んだ。

それから、彼女を抱き上げてソファまで運んだ。

ちょうどそこへ使用人がワゴンを押して入ってきた。ワゴンには栄養満点の料理が、綺麗な陶器の器に入って並ばれていた。使用人が料理をテーブルに運ぶと、静かに部屋を出ていった。

隼人はおかずと取り分けながら、「飴は食べ終わったか?」と月子に尋ねた。

月子は数回噛んで、さっと飲み込むと「食べ終わった」と答えた。

「口を開けろ」

そう言われて月子は隼人を見たが、これ以上あがいてももう無駄だろうと思った。なにしろ、服まで着替えさせてもらったのだから。

月子が口を開けると、隼人は今度根気よく彼女にご飯を食べさせてあげた。そして、腹七分になった頃、月子はもう食べたくなくなったようだ。

そして、食事がひと段落落ち着くと、月子はようやく寝室の外で医師がずっと待機していることに気が付いた。その医師は、彼女が食べ終わるのを見計らってから入って来ようとしているのだ。

それから彼女の体調についていくつか質問したあと医師は薬を処方してくれた。食後30分で飲むようにとのことだった。

ほどな
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