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第911話

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月子としては、あの兄弟が最終的にどうなるか、見届けてやろうと思った。

今はただ一つ、二人の子が無事でいてくれれば、それでいい。

静真に奪われるくらいなら、いっそ彼らを隼人のところで預けたほうがまだましだ。

「でも、ずっとそばにいなくても大丈夫。あなたは休んで。食事は自分で行けるから」月子は今回はきっぱりと言った。「それに、少し一人になりたいの」

それにはもう一つ、理由があった。

月子は隼人の目を見ることができなかった。彼の眼差しに宿る気遣いは、いつも自分の胸を高鳴らせるのだ。それは一樹と一緒にいた時とは違う感覚だ。あの頃は何も気にしなかったし、深く考えることもなかったのに。

隼人といる時だけは、彼のちょっとした動きすべてに惹きつけられ、どうしても彼に目を向けてしまうのだ。

そうして心もかき乱されてしまうのだ。

そう言われて、隼人は彼女をじっと見つめながら「わかった」とだけ言った。

……

書斎。

隼人はソファに座り、こめかみを押さえていた。月子が泣き崩れるのを見てから今まで、ようやく一人になった彼は、瞳に殺気立った怒りを宿していた。

静真のやつ、よくも月子にあんな
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