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第40話

作者: 歓乃
振り返った海斗の瞳は凍てつくように鋭かった。

「谷口社長のご心配には及びません。凛さんが退職の手続きを済ませたかどうかは、弊社が一番理解していることですから」

智也は眉間にしわを寄せた。「竹内社長。お言葉ですが、私は凛の夫として、妻の代わりに彼女の退職手続きを促す権利があると思うのですが」

「そうですか?」そう言って、海斗はスマホを手に取った。「それなら、うちの法務部と話し合ってもらった方が早いですね」

凛一人のために、海斗がわざわざ会社の法務部まで動かそうとするなんて、智也は信じられなかった。

凛と何も関係がないとは、到底思えない。

「竹内社長。あなたと凛は一体どういう関係なんですか?凛は既婚者です。竹内グループの評判を落とすようなことはしない方が身のためだと思いますよ?」

「谷口社長には、関係のないことですから」海斗は一蹴した。

なおも食い下がろうとする智也の前に、拓海が立ちはだかる。

秘書の拓海は笑顔で言った。「谷口社長。少々、熱くなりすぎてはいませんか?もし、まだ続けるというのなら、こちらもそれなりの対応をさせていただきますので」

海斗のそばにはいつも愛想の
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