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第51話

작가: 歓乃
柚葉は手を出してそれを受け取ると、ゴミ箱の中に凛の衣類が入っているのを見つけた。

「これ何?」

「ゴミだよ」

「捨てちゃうなんてもったいない。家の入り口に敷いたり、バスルームのドアに置いて足ふきマットにしたりして使えるんじゃない?汚れたら捨てればいいだけだし」柚葉の目が怪しく光る。

実のところ、本当に服がもったいないと思っているのではなく、遠回しに凛を貶しているのだった。

智也はゴミ箱を見下ろして言った。「もういい。面倒なだけだ」

それ以上柚葉は何も言わず、ワイシャツを手に取ると智也に支えてもらって部屋へ戻り、ドアを閉めた。

谷口家の中で智也を誘惑するようなことは控えた方がいいだろう。でなければ、自分は軽薄な女だと思われ、この家の人間から甘く見られる。

……

凛はベッドで、自分の服が捨てられたという智也からのメッセージを眺めていた。

もともと谷口家に戻るつもりはなかったから、ちょうどいい。

そして、胡桃から送られてきた写真をもう一度見る。スマホの画面の明かりが、凛の感情のない表情を照らし出した。

ただ一緒に座ってキスをしたことが何だというのか?

自分と智也のベ
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