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第23話

Auteur: タマタツ
絃葉がパーティー会場へ戻ると、人の背丈をはるかに超える巨大なケーキタワーがステージ中央へと運ばれてきた。

青波は相変わらず派手で豪快だ。ケーキにまでその性格が表れている。

彼はやけに目立つ真っ赤なスイムパンツ姿で腹筋を見せつけ、人混みの中心に立っていた。妖しく整った顔には満面の笑みが浮かんでいる。

「絃葉!こっちだよ!」

本当は人混みに紛れて目立たずにいようと思っていたのに、青波が大声で呼びつけるものだから、結局引っ張り出されてしまう。

こうなればもうおとなしくしていられない。

悠と左右に並んで彼の横に立ち、機械的にピースサインを作りながら、引きつった笑顔で写真撮影に応じるしかなかった。

会場には様々な水着姿の男女がひしめき合い、華やかな人影が絶えず視界をかすめる。

女性たちの豊かな胸元が何度も目の前をよぎり、絃葉は目が回りそうだった。

こうした派手な世界からは、もうずいぶん長いこと離れていた。

ようやく誕生日セレモニーが終わる頃には、彼女はすっかり疲れ切っていた。

すぐに理由をつけて、その場から抜け出し、部屋へ戻る。

妊娠によるホルモンの影響なのか、それともこ
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