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第178話

Author: おミカン
絵里は考える間もなく首を横に振り、きっぱりと言い切った。

「考えたこともないわ」

少し間を置いて、あの夜の出来事について釈明を続ける。

「それに、本当にホストを呼ぶつもりなんてなかったの。梨乃はただ機嫌が悪くて、ふざけていただけ。あの子もそういうタイプじゃないし」

小さな顔に真剣な色を浮かべ、瞬き一つせずに彼を見つめて説明する。これ以上誤解されたくなかった。

そういう思いをするのは、もうたくさんだ。

和也のところで、嫌というほど味わってきたのだから。

裕也はたちまち毒気を抜かれたように、薄い唇に微かな笑みを浮かべた。

「本当だな?」

「本当よ」

絵里は再び真面目に頷く。今にも指を立てて誓いを立てそうな勢いだ。

裕也はそんな彼女の様子に思わず吹き出した。端正な顔立ちが氷解するように和らぎ、表情が穏やかになる。

「とりあえず、信じておこう」

宙に浮いていた心がようやく落ち着き、絵里はずっとつかえていた胸のつかえが、一瞬で取れるのを感じた。

……

裕也はシャワーを浴びると、絵里の隣に横たわった。

シダーウッドの香りがふわりと鼻腔をくすぐる。だが今回、彼女に緊張
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