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第192話

作者: おミカン
和也は傷ついたような、掠れた声で言った。

「分かっているだろ。俺は何もいらない、ただもう一度お前とやり直したいだけなんだ」

「じゃあ、よく考えてみて」

絵里は彼の謝罪など聞く気にもなれず、一方的に告げた。

「答えが出たら教えて。きっちり決着をつけましょう」

和也の言葉を待たず、彼女は通話を切った。

スマホを置くと、絵里の胸につかえていた何かが、少しだけ軽くなったような気がした。

あの五年間、彼女が和也を狂おしいほど愛していたのは紛れもない事実だ。

だが、少しばかりの甘い言葉に絆され、再び彼に騙されるような真似はもうしない。

人を愛するということは、究極的にはその人を思い、心が痛むことなのだ。

もし和也が本当に彼女を愛していたのなら、寧々のために幾度となく彼女を責め、冷遇することなどできたはずがない。

しばらくして、スマホの画面が点灯した。

和也からのメッセージだった。

【恩返しをしたいなら、まずはLINEを追加してくれ。何が欲しいか、考えてから教える】

絵里は冷ややかな目でそれを一瞥しただけで、何の反応も示さず、再びスマホを伏せた。

夜の十時、絵里がパソコ
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コメント (2)
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貴代惠
全身マッサージ...絵里さん頑張れ
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Kayoko
和也が絵里を本当に愛していたなら 寧々の言葉じゃなく絵里の言葉を 信じて2人は成長したはずだ!
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