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第224話

Penulis: こふまる
もし冬真が楓と向き合っていれば、彼女の様子がいつもと違うことに気付いたはずだった。

「橘さん、謝罪文を作成しました」

携帯から弁護士の声が響く。

冬真は夕月のスマートフォンの時間表示をちらりと見る。

「ビデオを撮影して、読み上げさせろ」楓側の弁護士に命じる。

弁護士は三脚でスマートフォンを固定し、原稿を画面の横に置く。楓がカメラを見ながら読めるような位置だ。

楓は舌を噛みしめ、血が滲みそうなほどだった。

夕月のやり方は度を超えている!!

だが楓はすぐに思い直した。国際エキシビションレースに出場さえできれば、冬真の目には汐の遺志を継ぐ者として映るはず。そうすれば、彼女は冬真にとって唯一無二の存在になれる!

レースに出られさえすれば、今失った名誉も、かつての仲間たちも、きっと戻ってくる!

鼻腔に血の匂いを感じながら、楓は弁護士の書いた謝罪文を一字一句、噛み締めるように読み上げた。

「み、皆さん、こんにちは。藤宮楓です。雲上牧場での件で……」

楓は舌を噛み、言葉を詰まらせた。

腫れた目が引いた時、すぐにLINEグループ「桜都会」を開いてみると、そこには自分一人しか残っていなかった。

真を筆頭に、全員が退会していた。

そして、盛樹に竹刀で尻を叩かれながら謝罪する動画が冬真によって投稿され、グループのメンバーたちは一斉に楓を非難し始めていた。

楓は急いで親友だと思っていた連中にメッセージを送ったが、どの御曹司たちからもブロックされていた。

怒りと屈辱で血を吐きそうになる。夕月への殺意は頂点に達していた。

仲間たちに電話をかけようとした矢先、警察に携帯を没収された。

今また恥さらしの謝罪動画を撮って投稿しなければならない。そんなことがどうしてできるだろうか。

「残り一分よ」

夕月の澄んだ声が響く。

冬真は目の前の夕月を見つめ、一瞬我を忘れたように立ち尽くした。

電話越しに冬真の焦れた声が響く。

「楓!きちんと謝れないなら、もう二度と私の前に現れるな!」

「冬真!」楓は泣き崩れた。

「わかったわ……全部言う通りにする……うぅ……!」哀れっぽい声で懇願する。

楓はスマホのカメラを見据え、弁護士の用意した謝罪文を読み直し始めた。

「……雲上牧場にて、藤宮夕月さんと橘星来くんを斜面から突き落とし、石を投げつけたため、警察に身柄を拘
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良香
殺人未遂を犯しました。釈放されるには999いいねが必要なんです。よろしくお願いします。なんて言う奴を自分がいる世界に解き放つ人間がいるか?って話なんだが・・・笑
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