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第139話

Author: キラキラ猫
あかりはさらに何か言おうとしたが、翔太が不機嫌になった。

「何が言いたいんだ?まだ結婚もしてないのに、もう俺のばあちゃんの遺産を狙ってるのか?」

あかりは翔太の気性をよく知っている。

そう言われてしまえば、これ以上何も言えなくなった。

言い訳をいくつか並べた後、彼女は気まずそうに黙り込んだ。

だが、ハンドルを握る手には力が入っていた。

そのハンドルを遥だと思い込んで、強く締め上げるように。

その目には、深い憎悪が渦巻いていた。

……

家の中の片付けは、夜までかかった。

結衣はダンボールの上にちょこんと座り、足をブラブラさせながら遥が片付けるのを見守っていた。

ふと、いくつか並んだピンク色の紙袋が目に入る。

駆け寄って中を覗くと、色とりどりのプリンセスドレスが入っていた。

スカートの裾が雲のようにふんわりとしている。

服を買った時、結衣は寝ていたため、この服の山を見るのは初めてだった。

結衣は目を輝かせて遥を見た。

「ママ!これ、結衣に買ってくれたの?」

「湊おじさんが買ってくれたのよ」

遥は服をクローゼットにしまった。

クローゼットはとても広く、主
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