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5 最悪な出会い

Auteur: けいこ
last update Dernière mise à jour: 2026-01-14 14:18:40

温かいお湯の中で思わずため息をつく。

……ポカポカしてすごく気持ち良い。

私は目をつぶって、今日のことをいろいろ思い返した。

本当に……楽しい1日だった。

瑞は、すごく優しかったし、昔みたいに自然な雰囲気で遊べたのが嬉しかった。

それに、瑞は私の水着姿を褒めてくれた。

すごく胸の奥がキュンとした。

だけど、せっかくそんな最上級の褒め言葉をもらったのに、それを素直に受け入れられない自分もいた。

やっぱり……お世辞だったのかなって思う。

だって、残念だけど、あの人達にあんなにバカにされて笑われた水着姿を、瑞が本気で褒めてくれるわけないもんね……

私を悲しませないために、無理してたんだろう。

瑞は、そういうところ、本当に……優しいから。

いつだってそう。

私は、昔から何でも良い方に受け取れない。

自分に自信がないゆえに発生するマイナス思考と、致命的な経験の少なさ。

色んなことが、私の人生においての「幸せ」をとことん邪魔してる。

過去も、今も、きっと……未来も。

自分の気持ちがこんなにも弱気のままじゃ、結局、新しい恋もできないし、前には進めない。

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