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第716話

Author: 鈴木真知子
しばらく病院のベッドで眠り続けていた瑠璃子は、事の次第が飲み込めず、不思議そうに首をかしげた。

「血液サンプル?それって一体どういうこと?」

彩葉と夢は、思わずごくりと息を呑んだ。

蒼唯は検査書類のうちの一枚をまず取り出し、テーブルの上へ置いた。

「林雫の血液から、翔吾に教えていただいた例の薬物の成分がはっきりと検出されました。しかも、その含有量が異常に高い。こんなものを長期間服用し続ければ、体に取り返しのつかない深刻なダメージが出ますよ。中枢神経系にまで重大な影響を及ぼす、洒落にならない代物です」

「ほんと、死ねばいいのに、そんな女」瑠璃子は怒りで肩を上下させながらも、その言葉の響きだけは相変わらずしゃきしゃきと小気味よかった。

夢も「まったくです」と、力強くうなずいた。

彩葉は書類をそっと手に取り、その数値を丁寧に目で追った。「もう一つの検査結果のほうは、出ましたか?」

「もちろんです」

蒼唯はまるで、極上のゴシップを手に入れたような顔つきで、唇の端に浮かぶ皮肉な笑みを隠そうともせず、もう一枚の書類をテーブルに置いた。

「DNA鑑定の結果ですが、林雫と、あなたの
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