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第65話

Auteur: 玉酒
結果、華子は血統の純粋さを非常に重視している。

そのことを思い浮かべ、美穂の心に苦い思いが広がった。

陸川家の規則は厳格で、どうすれば体面を保って離婚できるのか。

美穂は眉をひそめ、じっと考え込んだ。

華子は催促せず、再び魚の餌を取り、池に撒いた。

鯉たちが餌を争う賑やかな様子を見て、ほっとした笑みを浮かべた。

だがすぐに、また憂いに満たされた表情になった。

もしこの時、そばに曾孫がいて、一緒に魚をからかえたら、どんなに良いだろう。

悩み続けて答えが出ず、美穂は一旦私事を置くことにして、口を開いた。

「おばあ様、私の怪我はすっかり良くなりました。明日から会社に復帰します」

「うん」華子は返事をし、引き続き鯉に餌をやった。

「それともう一つ、お願いしたいことがあります」美穂は言葉を選びながら続けた。

「海運局のプロジェクトについて、水村家は参加を希望しています。私も水村家のために何とかチャンスを掴みたいのです」

その言葉が終わると、太った赤い鯉が勢いよく飛び跳ね、水しぶきをあげて餌の大半を飲み込んだ。

華子は目を細め、池から視線を戻すと、美穂の顔をじっと見つめて言った。

「これはあなたの意志なの?それとも水村家の意志なの?」

美穂はこれまでも水村家と距離を置いていたが、今突然水村家のためにお願いをしてきた。

彼女はそこに裏がないとは信じられなかった。

「私の意志です」美穂は華子の曇りなく鋭い視線を受け止め、誠実に答えた。

「家族とは運命共同体です。水村家の人間に親しくされていないが、私はずっと水村家のものです」

華子は沈黙し、彼女を何度も見つめた。

港市から戻ってから、美穂はまるで別人のようだ。

もはや和彦のことだけに執着するのではなく、自分の意思で権利を主張することも覚えて、生き生きと輝いている。

それは良いことだ。

ただし前提として、美穂は陸川家の若奥様としての務めを守らなければならない。

どんなに自由になっても、陸川家を第一に考えるべきだ。

「この間、どうして和彦に連絡しなかったの?」華子は急に話題を変えた。

美穂は予想外の展開にまつげを震わせ、目を伏せて冷静に答えた。

「一日千秋って言うから、時には駆け引きも必要だと思います。

だから、ちょっと連絡を控えて、しばらく放っておこうと思うんです。

そうすれ
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