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第159話

Author: 相沢美咲
美羽は静かに食事を続けた。

瑠衣の背後には、ただ浩平だけでなく、翔平もついていることは明らかだった。もし今、力づくで瑠衣を追い詰めても、結局自分が損をするだけだということも分かっていた。

あの謝罪声明というのも、結局はトカゲの尻尾切りだろう。

美羽は最後の一口を飲み込み、静かに告げた。「分かりました。賠償金の4億円は、野村社長から直接、翔平の口座に振り込ませてください。『棺桶代にでもしておいてください』と伝えてください」

隆はその真意を察し、「ああ、伝えておく」と答えた。

食後、美羽は車を走らせ、帰路についた。

西峰邸に戻ると、悠斗もそこにいた。

「美羽、おかえり」

美羽は小さく頷いた。

傍らにいた涼太に、「お父さんたちは?」と尋ねた。

「海晴をベビーカーに乗せて、散歩に出かけているよ」

美羽はソファに腰を下ろし、切り出した。「じゃあ、私のことは、あの二人は知らないよね?」

「分からない。俺は何も話していないよ」

「今日、白石さんに会ったのか?」と悠斗が尋ねた。

美羽はこれまでのいきさつを簡単に二人へ説明した。

話を聞き終えた悠斗の顔は険しくなった。「翔平
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